プレシジョンベースを最近使っている。
「藤城安紀子と螺旋スパイラル」というピアノトリオを始めたのだが(6月21日にライブがある)、そこでは専らプレシジョンベースを弾くようにしている。これがなかなか具合が良い。
プレシジョンベースはローのムーーーンとした所がどうにも苦手で、ともすれば埋もれがちになるその音色を自分が操る事など恐らくないのではないか、と思っていたのだが、改造後に使ってみて、つくづく本体の調整次第でベースが変わるかという事を思い知らされた。後はいらないローは思い切ってカットしてしまえばいい。
出過ぎなもの、過剰なものを抑え込んでしまって出した方が良いというのは個人的に感じていた事だが、本件にもそれは当てはまりそうだ。
抑え込んでみた所、随分とスッキリし不完全密室殺人で使ってみた所、プレシジョンベースらしいローの気配が感じられつつもガツンとくるその音はSBVとはまた違った良さを出していた。
SBVが剃刀のようなアタックを持つならば、プレシジョンベースは鉈のようなアタック、というか。
いずれにせよ選択肢が増えたのは良い事だ。
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