「そのうちしばいたらなかんな」

耳鳴りが止まない。
ギター×3、ベース、ドラム、キーボードでスタジオに入りバランスをとった後にその楽器構成に然るべき熱量で演奏してきたからだろう。

過去に12人編成という大所帯で公演を挙行したわけなのだが、今現代我々が取り組んでいるのは平時×1.5の6人編成。
12月の3マンで数曲導入される編成である。

2本のストラトキャスターに1本のスタインバーガーモデルから成るギター3本は見た目にも壮観で、これまた初参加の篠田尚希君(JONNY/Dr.Right)が実に良い。
本人は「まだまだだ」と言うけれどもどっこい、幸先の良いスタートをきれたと感じている。

楽曲の有するインパクトを殺さずに、平時にはない楽器を2つ導入した上でアンサンブルとして成立させるという挑戦。
通常編成で完成形とした楽曲に手を加えるという行為は我々自身の想像力と表現力に磨きをかける良い機会になるだろう。
何よりもこの編成での構築が完成し、それを披露する瞬間の事を考えると単純に気持ちが高ぶる。普段ただでさえ楽しいのに、これはもう最上級の贅沢と断言できるだろう。
いよいよ実際の演奏という形で動き出したわけだが、今後が楽しみだ。

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