明日は。

Qucumbersというバンドがいる。

気がつけば明日が彼らの最後のライブ、ワンマンなのだが、明晩からバタバタするのでこういうエントリーは事前に書いておこう。

彼らとは随分と長い付き合いになった。ボーカルの位田君は高校が一緒だったし、ギターの堕愛じゃなかった落合君は大学時代、サークル活動で酸いも甘いもともにした戦友である。そしてドラムのほそちんさんはサークルにが違えど顔を頻繁に出してくれて、合宿も一緒に行ったりバンドも一緒に組んだり(木村カエラのコピーで「僕ドラムやります。けどキック踏めないのでほそちんさんフロアをキックのつもりでドンドン叩いてくださいませんか」なんて無茶な誘い方をした)した。脱退されてしまったけれどもベースだったコバさんは「舟橋君は気に入ると思うよ」と54-71やPOP GROUPのCDを貸して下さったり誕生日にイギー・ポップのTシャツを下さったり、兎に角良くして下さった。

お世話になっているスタジオが一緒という事もあって、Qucumbersとは個人でも、共演する機会はそんなに多くはなかったけれどバンド単位でも、兎に角近しい距離にいたバンドだった。

彼らが2004年から活動を開始して、今まで5年。僕はその間にバンドを3つ変えている。そんな僕のやって来た(そしてやっている)バンドほとんどで彼らと共演してきた。手を変え品を変え彼らに挑戦してきた、と言ってもいい。

彼らのポップセンス、ステージから滲み出る真摯な人柄や温かさ、そして音楽へのストイックさを尊敬し、そしてライバル視する事で自らを高めようとしてきたのだった。

そんな心のライバルQucumbers。

昨夜、スタジオへ自転車を漕いでいると練習帰りの落合君とすれ違った。先週も同じ時間に同じ場所ですれ違い、少し談笑して別れたのであった。今週も同じく自転車にまたがったまま、少しだけ話をした。

金曜を楽しみにしている事、不完全密室殺人メンバー皆で応援に行く事等を話したけれども、ワンマン当日は色々な人との交流で忙しいであろう彼に、言うべき事がもっとあったかもしれない。でもきっとそれくらいの時間はあるだろうし、また話す機会はあるだろう。

とりあえず明日のワンマン、歴代ベーシストを迎えて演奏するという話。それはベーシストとして最高に楽しみである。

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