無事、帰還。
聞いた話によるとあの伊勢湾台風級の台風が直撃する時間帯に名古屋に帰ってきた。マンホールから水が溢れ出しているのを目にしたが、被害らしい被害はそれくらい。リビングで見た報道ではもっと悲惨な地域もあったようで、こうして自室にてヌクヌクできているのは本当に運が良かった。
東京に、行ってきたのである。
不完全密室殺人も参加しているコンピ『東京ゲリラ2』の先行発売イベント『東京ゲリラナイト』が新宿LOFTで行われ、名古屋から駆け付けた次第。丁度新宿LOFTも記念月間だったようで今月5日から『DRIVE TO 2010』と称して連日連夜、信じられないような豪華な出演陣によるライブが挙行されている。そんな月間に名を連ねられたのは光栄だし、何より『東京ゲリラ』主催者様の尽力と情熱を感じた。
タイミング悪く大型台風が向かってきており、その影響もあるのだろう、随分と天気も崩れたのだが実に300人近いお客様がイベントに訪れたのではないかという事。確かに入場待ちの列は人で溢れていたし、どこに行っても人で一杯であった。僕もやっとお会い出来た方もいて、自分のライブ終了後にゆっくりお話出来た。
実にユーモアと温かみのあるお人柄で、初対面にも関らずLOFTのバーにてとっくりと語り合った次第である。
ピコさん、無事に名古屋に帰り着きましたよ!
さて『東京ゲリラナイト』はメインステージとバーステージ、2つのステージに分かれており我々はバーステージでの出演。だが、これが本当に良かった。
バーステージはメインに比べて小さめのステージで、マイクも声くらいしか拾っておらずまさしくスタジオ感覚。PAを通さずに剥き出しになったバンドサウンドに、一歩下りればそこはフロアという状態。出演者の9割が東京で活躍している人気者達で「不完全密室殺人?誰だ」という方が大半なのは当たり前であり、当然のようにフロアはステージを遠巻きに眺めるお客さん(それでも相当な人数の方が我々の演奏を観て下さった)一杯になった。
メンバーも語っていたが、久しぶりのアウェー感。
これがね、実に燃えるのだよ。
観ているという事は興味を持っているという事であり、それならば見せつけようと思うのがバンドマンの性じゃあないか。ステージ上はそういった意気込みで充満し、そのまま演奏スタート。駆け抜けるようにライブをした。
ステージ前のフロアが空いているのも功を奏し、終盤はメンバーの大半がフロアで演奏、僕はと言えば気がついたら机に飛び乗り机の天板を外し、客席を転がりまわり(その間ベースは観に来てくれた太平洋不知火楽団 大内君にスイッチ。大内君もまたタマらないベースを披露してくれた。最大級に謝意を!)咆哮していた。
我を失って演奏出来たのはそれだけで得難い充足感を得る。
思うように埒を開けようとする心意気はそれだけで音楽の殺傷能力を研ぎ澄まさせる。
メンバー全員、実に楽しく演奏出来た。
誰が言ったか「ライブはスポーツ」、終演後は肉体の疲労と痛みを感じたものの、CDを買って下さったお客様や共演者の方々の温かい言葉に「名古屋から出てきて良かったなあ」としみじみと感じ入った。
意外にも名古屋出身の共演者様がいらしたのも楽しい事実であった。
遺伝子組換こども会ノビ太さんや山下総合病院の皆様、サンドイッチで120分?の皆さんと『名古屋飯』について語り合ったり(やはり味が濃いそうですよ)、去年末以来の裏さんとの再会も楽しかった。
もう本当に楽しい事ばかりだったのだ!
来年の1月に『東京ゲリラ2』のイベントが、今度は二日間行われる。
・・・・・・今から滅茶苦茶楽しみだ・・・・・・!!!!
コメント
SECRET: 0
PASS:
無事に名古屋へついたみたいですね!ホントに良かった。
帰宅後雨足と強風が激しくなって来たので、かなり心配していました。
また次回のライヴを楽しみにしております。