僕にとって歪み系エフェクターというのはもう一生かけて追い求めるものだ。
歪みペダルというのはもう完全に嗜好品であって、嗜好というのは年齢とともに、バンドとともに変化していくものなればその時に欲するペダルも変わってくるというのは当然の事だ。
同時に、歪みというのは一生賭けて追い求める価値のあるものだ。歪んだ音に刺激され、気持ちも切り替わる。
完全に歪み中毒、である。
地慕里ジャンクション の飛田君からCrews Maniac Sound のSVD-001を譲り受けた。彼が欲していたエフェクターが偶々自宅で眠っていたので、諸々の交渉の後かなりの好待遇でコイツがうちに嫁いできたという次第。飛田君有難う!
気にかけてはいたけれど、その値段故か機能的に突出したもの(それこそコイツ のようにオクターブ上が足されるとか)がない本機にはなかなか食指が動かなかった。だからこそ今回出会う事が出来て良かったと思う。
これ、凄くいい。
コントロールはゲイン、ドライボリューム、アウトプットレベル、ベース(ブースト/カット)、ミドル(ブースト/カット)、トレブル(ブースト/カット)とシンプル。ドライ音を混ぜるコントロールが装備されているけれども、これが露骨な利き方をするわけではないので一聴すると効果を実感しづらいかもしれない。まずそれ以前に原音を混ぜる必要があるのかっていうくらいに本機の音がシッカリしている。
トレブル、ベース、ミドルそれぞれの利きもかなりわかりやすく、直感的に音作りが出来る。
トレブルでジャリジャリした質感を、ミドルで音の押し出し、癖を、ベースで迫力を調整するといった感じ。流石18V駆動、抑えこまなければいけない程にパワーが出る。ゲインは絞りきっても若干歪む。ギャンギャンに歪ませてもいいのだけれど、軽く歪んだくらいでミドルがズコーンと出てくるような設定が気持ち良い。
ベーシックで癖がないけれど、物凄く高品質のオーバードライブといった感じだ。
偶然から手に入ったペダルではあれど、これはもう手放せそうにないなあ。
コメント
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SVDのミックスつまみはおまけ程度ってcrewsの人もいってたからね。
そして何といっても電圧の高さ!
音に張りは一線を画するものがあると思う。
またなんかいい話あったら教えてね(笑)
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>フェイさん
本当におまけ程度だよねw
今回は本当に良かった!