骨折後、左腕に入れていた針金を摘出するための手術が昨日行われた。
昼過ぎに病院に行き、しばらく待った後手術室へ。針金を入れる際にも驚かされたのが、手術室の意外に明るい雰囲気だ。勿論、内臓等の手術に比べて危険性が少ないという事も関係あるにはあるのだろうけれども、手術を担当して下さるスタッフというのはどこかその経験、知識からくる「ベテラン故の明るさ」のようなものを持っている。メンタル的にもフィジカル的にも無駄に力まずに手術に臨んで下さっているのだろう。まあ、左腕の骨折だしね。
怪我に順位があるとは思わないけれども、経験のある医者ならば神経(担当医の話だと、僕の術野内にある神経はうどんかそばくらいはあるらしい)をスパッと切ってしまう事もないだろうし、自らの手で入れた針金を摘出するわけだから、と僕自身リラックスして手術台に横たわった。
麻酔が効いてくれば手術開始。効いてくれば・・・・効いて・・・あれ・・・効き過ぎじゃね?
視界がグルグルして耳鳴りもする。目が回り続けているような不快感が感覚を支配し、どこまでも落ちていくような不安を覚える。必死にそれを訴えると右腕に繋がった点滴の量を増やしてくださり、すぐに目の回るような感覚は治まった。どうやら血管に麻酔が入ってしまった様子。貴重な経験が出来た。
それにしても左腕に入れた針金を抜くって作業、あまり気持ちの良いものじゃない。局部麻酔なので左腕にメスが入った感覚が何となくはあるし、骨を直接触られているのも何となくだがわかってしまう。
で、骨に食い込んだ針金を引っ張って抜く。ガッツリ食い込んでしまっている針金は力一杯引っ張るわけだけども、それも「うっへえ」といった感じだ。
手術自体は結構な短時間で終わった。手術後は車椅子でレントゲン室に向かい、一応患部を撮影。
問題ないのをチェックし、具合も悪くなかったのですぐに帰宅。
しかしやはり体にメスを入れたからか、結構体力を消耗した。手術前は「早く終わったらどこかブラブラ出掛けようかしらん」等と考えていたけれど、とてもとても。そんな余裕はとてもじゃなかったが残っていなかった。帰宅してベッドで仮眠。体力を消耗した時、人間はどうやら睡眠で手っ取り早く回復しようとするようだ。傷口を回復させるのに体力を注ぎ込んでいるのか、やたらと腹が減るし眠くなる。
で、これが今回の手術土産。3ヶ月にわたって僕の折れた左肘を支えてくれた針金達。
折角なので貰ってきた。
意外にゴツいのが入っていて驚いた。
コメント
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うへー。
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>ウルフさん
うへー