LOVELESS GUITAR 岡田さんにフランケン・ジャズシジョン・ベースを仕上げて頂いて、ホクホクしながら名古屋戻り。そのまま今池はHUCK FINN FACTORYへ。
今夜は「THIS IS 怪談 ONE BY ONE」、ONE BY ONE RECORDS 柴山社長主催の、怪談ライブなのだ。
社長含め5人の語り部(24 two-four ショウヘイさん、パイプカットマミヰズ 吉田ヒズム、僕、柴山社長、そしてシークレットゲスト)がくじ引きで指名された順に怪談話を披露していくというイベントである。
薄暗く灯りが灯されたHUCK FINN FACTORY、そこへ少しずつ人が集まってくる。皆、夏の夜に怖い話を聴きたくて仕方のない猛者達だ。怪談話を供する語り部達も、それぞれがネタを持っており、中には少なからず“そういう場所”では何かを感じる方だったりするものだから話も真に迫っている。会場内には開始前から一種独特の緊張感が漂っていたけれども、実は語り部達の緊張も相当なものだった。
「ネタ、全然ねえよう」
「僕、予習してきましたよ。しかもニコニコ生放送で練習もしてきましたよ」
「やる気満々じゃん」
「いやあ、もう何だか楽しいなあ」
思い思いに色々噛み締め、社長の挨拶でイベントスタート。
闇に包まれたHUCK FINN FACTORYを緊張感が包む。ぼんやりと照らし出された語り部の声、リバーブによって雰囲気が増したその声が会場内に響く。不気味だ、恐ろしくムーディーで、しかもそれが完全に怪談イベントという方向に向けて構築されている。社長が会場前から「今日はヤバイよー」と仰っていたけれども、社長そしてHUCK FINN FACTORY スタッフが一丸となって今日のイベントを印象に残る、面白いものにしようとしている。しかも誰よりも楽しみながら。
しかし、何だね、怪談話をするのって本当に楽しいね。
僕は霊感もないしそんなにインパクトのある話をしっているわけでもない(好事家ならばご存知だろうけれども、所謂『怪談話』の怖がらせ方って幾つかのパターンに大別出来て、何ならある程度テンプレートが出来上がってしまっている。僕の場合はそこから抜け出すような話を収集出来なかったのだ。こういうシチュエーションにあった、それでいて斬新な怪談を話せと言われるとそれは相当難しい事となる)ので、僕は如何に語り口調でそれっぽい雰囲気を作り出せるかに意識を注いだ。
結果、お客さんにも相応に楽しんで頂けたようで本当に良かった。
イベント終了は、社長の怖い話、というか実験で幕を閉じた。
その頃には気分を悪くして表に出て行ってしまった方、涙を流している方等もいらっしゃった。その方々には本当に申し訳ないけれども、これで如何にこのイベントが本来の趣旨通りの目標を達成したかご理解頂けるだろうと思う。
僕の人生初の単独出演は、怪談ライブだった。
結局社長が一番楽しんだんじゃなかろうか、今夜は。
コメント
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舟橋君の声は特徴あるからね。
舟橋君らしい感じだったんだろうね。
今日だったら都内なら必ず聞きに行ったのに。
残念…
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>ピコ・ピコリンさん
県外で怪談ライブをする機会はまずないでしょうからねえ・・・ww
いつかネット配信で頑張ります!