弾く人によってローの出方が違うよ、ローの出方が。

仕事後、オムライスとチーズケーキを食べてi GO練習へ。

茜谷さんちは、僕の家から近い。自転車で5分程で着く。僕が自宅にいる場合は、スタジオまで昌吾さんが車で拾っていって下さる。昌吾さんは茜谷さんを車で迎えに行かれてから僕の家の方に来られるので僕が茜谷さんちに行けば手間が省けるというわけだ。食後の運動がてら、自転車で茜谷さんちへ行く事にした。結構な量のオムライスとチーズケーキで膨れた腹にはこれくらいのスパーリングは必要だろう。如何せん、僕も体系が気になる年齢になってきたのでね。

今日はONE BY ONEツアー名古屋編/大阪編でベースを弾かれるNatural Punch Drunkerの村上さんもはるばる神戸から練習に参加しに来られており、もう茜谷さんちにいらっしゃるとの事。お話は茜谷さん達から色々聞くものの、直接お会いするのは初めて。果たしてどんな方なのだろうかと茜谷さんちに入っていくと、ベッドに腰掛けてベースを携えた村上さんがいらっしゃった。

「おー!はじめまして!どんな風にベース弾いてるか教えてよー」

ああ、絶対良い人だ!こういう直感って、意外と当たるものだ。

ベースについて色々お話させて頂いたりしたのだけど優しくて落ち着いた方である。

茜谷さんと話をしているのを聞いていると、お二人がどんな風に時間を重ねてきたのか少しだけわかったような気がした。

合計3時間の練習で僕の練習と村上さんとの演奏を行う予定で、はじめは僕のターン。村上さんはベースを携えてスタジオの隅に座ってらっしゃる。視界の隅に常に村上さんがチラチラ映る状態なわけなのだけれども、緊張してそっちが向けない。相手は勿論大先輩、だけれどもどこかで「失望させては駄目だ」という気概のようなものが湧いてくるのを感じた。旧友のバンドでベースを弾いている人間が格好悪かったら、例えどんな人だって気を良くはしないだろう。燃える。テンションが普段より高めなのはバンドマンの性だろうか。

果たして村上さんに僕の演奏がどう映ったかはわからないけれども、村上さんにベースがスイッチしてからというもの、僕はそんな自分の気概さえも忘れてもうただひたすらに村上さんのベース、そして村上さんが演奏されるi GOを楽しんでしまった。

名古屋に到着されてから練習に取り組まれたという事で、構成もまだ完全には憶えていらっしゃらない様子だしコードも探り探りの部分があった様子なのだけれども、それでもこの4人でのi GOがきっと素晴らしいものになるというのは容易に想像がついた。

職人。職人業だよあれは。

僕って正直早い曲は指で弾けなくて、それでi GOは結構ピック弾きが主体になるのだけれどもその曲さえも指でサラリと弾いてらっしゃる。純粋に音色で判断して指で弾くかピックで弾くかを選択され、そして曲のノリを生み出すその演奏。

かくありたい、と思った。

練習後は3人でしなの屋へ。

ビールとコーラの焼酎割りで乾杯。しなの屋の旨い肉に舌鼓を打ちつつ、お二人の旧友の話や音楽の話、大丸ラーメンの話をする。モーニング娘と共演された話等、実に新鮮かつ興奮させられる話。

バンドをやっていて色々と面白い方に出会い、色々な面白い話を聞く機会があるけれどもその幸せを再認識した飲み会である。勿論肉もお酒も旨かった。

続・我が逃走
茜谷さん撮影、サポートベーシストが二人。
村上さんのようには弾けないけれども、僕は僕で僕のパンチ力を追及します。

26日の東京編は僕が、そして4日 名古屋編、5日 大阪編は村上さんがベースサポートでi GO参加します。

3箇所ともに当然JONNYも当然参加するわけで(つまり26日は僕、久々のダブルヘッダー!)これは相当楽しみですよ。東名阪でブイブイギャリギャリバキバキいわせるぞ!

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