レコーディングや京都からの友人や台風、についての備忘録

6/16(土)
日中は何て事ない日常。日付が変わって数時間後、翌日のレコーディングのためのパイプカツトマミヰズ練習。
この日は2時間スタジオを抑えたものの、1時間と少しで全員手応えを感じたため睡眠時間を優先、早々に帰宅。明け方4時頃自宅につき、舟橋家に宿泊していく駒田君と缶酒を一本ずつ飲んだ。当然、あっという間に酔っ払って早々に「寝るか」という事に。
体が資本のドラマーである彼にベッドでの就寝を薦めると頑なに固辞する。

「ベッドで眠れ!殺すぞ!」
「いや!それは…ッ!」
「ふんだ!もういい!そこの座布団を並べて快適に眠りやがれ!」

と不貞寝。こういうじゃれ合いを良い年した成人男性が年下のバンドメンバーに仕掛けてしまうのもひとえにアルコールが入っているからだ。

続・我が逃走
駒田君、僕のPCやwebブラウザに食いついてたのが印象的。
そしてさり気なく詳しかった。思うに、彼はガジェット好き。

6/17(日)
9時起床。たまたま出掛ける用事があった父が車で送ってくれるというので駒田君と一緒に送って貰う。有難う父さん。
この日はパイプカツトマミヰズにて秘密のレコーディング。一月以上前から準備してきたレコーディングセッションである。
尤も、他にもバンドを掛け持つボランティアメンバーがいるため全員集まって練習ってなかなかなく、準備といっても結構カツカツだったけれど。そして正規メンバーである僕が練習に穴をあける事が結構ある。この場を使ってお詫び申し上げます。
ちなみに各務鉄平君(不完全密室殺人/紙コップス )は胃腸炎で入院していたため、前日の練習から不在。彼のギターは後日録音する事になり、この日は4人でレコーディングに臨んだ。

続・我が逃走
この頼れる背中!

今回のレコーディングエンジニアを請け負って下さったのはTHE PYRAMID のゴローさん。レコーディングもゴローさんの自宅スタジオにて行った。プログレを録音するならプログレバンドの方に、ってわけじゃないけれど、HOIP のウカイさんから「ゴローさん、エンジニア業務もされている」と教えて頂いてそれ以来いつかは一緒にやってみたかったのですよ。今回やっとお願い出来て僕も楽しかった。
ゴローさんの自宅スタジオがね、凄く良い場所だった。防音も全てご自分でされたという部屋は決して広くはないけれど、一歩入った瞬間に何だか凄く落ち着く空間。音を出す前から「もう自分の携わる作品は全部ここで録りたい!」と勢いづいて言っちゃうくらい素敵空間。入口の壁には恐らくゴローさんの心に響いたであろうミュージシャンの言葉が貼られてあり、その内容もレコーディング前に身を引き締めてくれた。
今までのレコーディング(舟橋参加前も含む)は全部一発録りで行ってきたパイプカツトマミヰズ、今回は諸々の都合(吉田君と伊藤君が遅刻…!笑)でリズム体を先に録音し、その上にどんどん他の楽器を重ねていく事に。

続・我が逃走
駒田君とドラムセット。
ゴローさん=加納さんちのドラムセットは勿論"カノープス"!

今回は楽器(いつも通りのYAMAHA SBV-550改サンズアンプベースファズ )だけ持ち込んで、ベースアンプはゴローさん所有のLine6の小さい奴、それこそ自宅練習用みたいなのをお借りしたのだけど、これがまた良い音!EQは全てフルテン、GAINで色々と微調整してマイク録りとラインの音を両方録音したのだけどラフミックスを聴いても凄く良い感じに仕上がってた。キング・クリムゾンのトニー・レヴィン師匠が「ライブ時は小口径のスピーカーを多数鳴らした方がタイトな音が得られて良い結果が得られる」みたいな事を以前仰っていたけれども、今回の結果から鑑みるに成程、と納得した次第。
で、演奏。
結局5テイクくらい録音したのかな。最終的に「んじゃあチェックのために軽くやってみましょう」ってなノリで録音したいわば0テイク目が一番良くて「やっぱりそういうのってあるんだなー」と思った。駒田君って性格的にテイク数を重ねれば重ねる程どんどん自分を追い詰めていってしまうのだけど(もう皆さんおわかりだと思うのだけど、彼真面目だからね!)、そういうのを取っ払った状態が一番良いのは明らかで。僕のベースの音も0テイク目のリラックスした状態が一番良い音してた。テイク数を重ねる程に力が入ってしまうようで、これは今回身に染みた点である。

続・我が逃走
ハモンドオルガンにベースファズをかけて、それをFender Devilに突っ込んで録音。
こうして文章にすると凄いね。

吉田君のギター、伊藤君のオルガンはそれぞれ一発OK。って事は最終的に皆、一番最初の演奏が良かったってわけでよく言う「一テイク目のマジック」みたいなものについて再考する良いきっかけになった。
結局録音作業自体は延べ3時間と少しで終了。ゴローさん有難うございました。最後まで宜しくお願いします!
レコーディング後は皆でラーメン食べて、解散。何となく伊藤君とブラブラして屋外リングでやってたキックボクシングを観たり喫煙所でアンケートに応えて喫煙グッズを貰ったり歩きながら飲酒したりして夕方に帰宅。
夜は友人宅で友人作の超絶に美味な夏野菜カレーを素敵なジャズライブの映像を観ながら堪能。少しだけ飲酒。

6/18(月)
京都から友人 おのまん君が名古屋に来たので大丸を一緒に食べる事に。
「長楽(今池HUCKFINNの上にあるホテル。安くてそしてインパクトがあってバンドマンの間で有名)に泊ってるよ!」というので迎えに行くとそのままK.D.Japonから流れてきた御一行と飲む事に。内訳の7割近くが女子の御一行はほぼ半数以上泥酔しており、物凄くインパクトがあった。中途で予定通り大丸に行ったのだけど、この日の大丸は台風が近付いている影響で店内でラジオが流れているわ、もやしがなくて50円引きだわでとてつもなくレア。大橋さんも空いているからか機嫌が良く、おのまん君も大丸を楽しんでくれたみたいで本当に良かった。
何だかんだで明け方6時近くまでおのまん君達と遊んで、帰宅。色々な人と喋ったりした一日だった。

6/19(火)
韓流スターみたいな名前の台風4号が名古屋に接近、名古屋は日中から結構な降水量だったので移動手段はお久しぶりの地下鉄。
想像していたより雨も風も酷くなく、台風の脅威に曝される事もなく一安心。運が良かったのだろうか。
襟足が随分と伸びたので雨が小康状態になったのを見計らって友人宅へ。ハサミと新聞紙持ち込みで散髪して貰う。
「人の髪の毛を切るのは初めてだ」という友人、だがそれ故の慎重さが功を奏したのか物凄く良い感じに切ってくれた。
「この放課後ティータイムタオルで体を拭くといいよ!あずにゃんでしっかり拭くといいよ!」という友人の口調はどここあギラついていた。

友人宅を出ると夜空には雨雲が立ち込めるものの、もう雨は降らなさそう。本来ならこの日、台風が接近していなければナトリネ の茜ちゃんと一緒にランニングをしようと計画していたので連絡してみると「行きましょう」との事でそのままスタジオに行く用意をして茜ちゃん宅へ向かう。
楽器を置かせて貰って一緒にランニング、否、最初から走るのはハードルが高いのでウォーキングを2時間ばかり挙行した。
月に一度はこういうのやりたいね、等と話をして無事帰投。スタジオの時間が迫っていたので慌ててベースを背負ってスタジオへ向かう。

この日のスタジオはJONNY。篠田君が来れず寂しがる佐藤さんも、数十分後には「新鮮で楽しいねえ」と楽しそうな様子。僕は僕で「Muffsみたいで悪くないじゃないか」とその気。篠田君の不在の間も時間を無駄にするわけにはいかない、と佐藤さんが持ってきた素敵な新曲(これ、本当に良い曲だよ。2分、或いは2分きるくらいのショートチューンなんだけど佐藤さんが「"POP STAR"のポジションに来るくらい気に入ってる」ってくらい感情移入してるし、僕も凄く気に入ってる)を3人であわせてみる。うん、あとは篠田君のリードがのれば完成。お楽しみに!

コーラスの練習を一生懸命やって顔真っ赤になってスタジオ終了。
帰宅して、筋トレ、作業。気づけばPCの前に座ったまま何秒かに一回意識が途切れたので「こりゃいかん」とベッドに潜り込んで就寝。

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