龍宮ナイト わかめさんとはバンドを通じても個人的にも良くして貰っていて、問答無用に信頼して一緒に面白い事に臨める(わかめさんが声をかけてくれる事ばかりで申し訳ないけれど)、そう多くはない人間の一人である。
最近は打ち合わせと称して二人で夜の今池に飲みに行って、全体の時間の3分の2程を世間話や近況報告、あーでもないこーでもないとイベントやバンドとはほとんど関係ない事ばかりを話せるすっかり「お友達」である。
こう書くとわかめさんの「えっ!友達って言っていいんすかぁ笑」っていうのが聞こえてきそうだけどね。
そんなわかめさんが誇りと情熱を以て続けてこられた/続けていかれるイベント「龍宮ナイト」にパイプカツトマミヰズで出演。お祭会場となった鶴舞k.D ハポンで大いに楽しんできた。
この日の共演はワニのいる生活、灰緑、PANIC SMILE。
最初から最後までハポンの2階席から観覧、どのバンドも大いに楽しんだ。灰緑は活動休止前最後の名古屋という事で、友人宅にて「こんなバンドがいるんだよ」と教えられて以来ずっと観たかった(共演したかった、が本音)ので願ったり叶ったりの機会。わかめさんから連絡を頂いてPANIC SMILEだけでも興奮したのに灰緑の名前でとどめを刺され、そしてワニのいる生活という二人組への期待でワクワクしながらこの日を待ち望んでいた。
基本的にどのライブも僕は楽しい。耳慣れない音楽に触れるっていうのは何であれば好みドンピシャな音楽に触れるのと同じくらいに楽しい事だと僕は思うし、それで素敵なバンドに出会えた時なんかは「これだから音楽は面白い!」だなんて自分の人生の先々への期待さえ煽られてしまう。
それでもこの日の共演者は「俺、楽しくないわけないだろうな」感が凄くて本当に楽しみにしていた。
当然、演奏にも気合いが入る。演奏って当日までに自分の中で練り上げたものが顕在化するものでもあると思っているので日々、この日に向けてテンションを高めていった。
「ワニのいる生活」って可愛いけど、よく考えたらワニって強いよな、ってライブを観終わった後に思い返し、一人腑に落ちた。そういう演奏をされていた。ポップで楽しげで、それでいて挑戦的で力強い演奏。
灰緑は本気っぷり、全力っぷりに「かくありたい」と思い、バンドの演奏に一時も目を離さずに集中して楽しんでいるとあんなに30分が短くなるんだ、と思った。
PANIC SMILEはNOBIROCKで拝見した時も勿論ガッツンガツンしてたんだけど昨日のハポンはドスの利いた演奏で、時に拍子とかわからなくなるのだけど(僕は変拍子音痴かもしれない)それでも人をずっと躍らせる事の凄味を見た。
そんな素晴らしい共演者達の演奏を拝見した後、果たしてパイプカツトマミヰズはどうだったか。
「水中戦で、俺に勝てると思うなよ」
はい、この日の衣装。ドンキホーテ中川山王店に深夜マウンテンバイクを走らせて、100円ショップの店員さんに「あの展示してある現品でいいから売って下さい」とお願いして買った浮き輪に、悩んだ挙句レディースサイズにしたシュノーケル、そして自宅にあったadidasの海水パンツ。
やっぱりね、四季折々の演奏をお見せしたいな、と思いまして。浮き輪をつけながら演奏するためにボディ前面にアウトプットジャックを移動してあるSBV2号機を使うという徹底っぷり。
しかしシュノーケルは2曲目の演奏中に曇ってしまい、何も見えなくなったので外してしまった。浮き輪もやっぱりね、邪魔ではあるのだよね。途中で外した。ただの海水パンツ一丁の男じゃん!
この辺りの徹底っぷりは自分まだまだ甘いなと思った。
演奏は評判は良かったものの、自分達ではギリギリ感は感じたので鍛錬が必要ですね。晩夏から秋口にかけてパイプカツトマミヰズ、今までと比べて少しだけ忙しくなる予定なので(つまりライブが増える)実戦を繰り返しながらバンドとして成長していきたいなあ。
打ち上げは思わぬハプニングもあったもののワニのいる生活 西岡君の素晴らしい食いっぷり(いるでしょう、ああこの人旨そうに白米食うなって人が。西岡君がそうでした)に感化されて白米を食らったり、虫歯治療中の歯にコーラが染みたり、と楽しく過ごした。PANIC SMILE先輩は凄く優しかった。こればっかり言ってる気がするけど、かくありたい。
京都から友人おのまん君(京都VOXhall/太平洋不知火楽団スタッフ)が来ていたので大丸を一緒に、と行ってみたものの40人近く並んでいたので断念。帰宅してサラダスパを食べた。
わかめさん、本当に有難うございました!
来月も(ソロですけど)宜しくお願いします!
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