2014年演奏初め

2014年の演奏初めはパイプカツトマミヰズで新栄CLUB ROCK’N’ROLLの新年会にて。
しかしいつもの演奏ではない、GOING STEADYのコピーバンドとしての演奏だった。バンド名を店長 本多さんから尋ねられて独断で「パイピングステディ」としたのだけどこのわかりやすいネーミングは確かにわかりやすいけど、ちょっと自分でも直球過ぎたな、と思う。
開場直前に出演者全員でビール瓶で乾杯をした。前夜の唯一の練習後、2時間しか寝ずに仕事初めをしてきた自分の体調をちょっと侮り過ぎたようであっという間に酔っ払う、どころか酩酊してしまう。嘔吐。

嘔吐という行為は決して嫌いではない。体調がリセットされる感じもあるし、あの自分が紛れもなく生き物であるという変な生々しさがその気にさせるというのもある。「オラ、やってやんぞ」という気持ちになる。アルコールがまわった脳味噌で今日も「オラ、やってやんぞ」となってステージに上がった。

憶えきれなかったコード進行を大きくカンニングペーパーに書いてマイクスタンドに貼る事で演奏の熱量を確保し、Turbo RATでガンガンに歪ませて演奏した。アタックが張り出した、自分の中でのパンクっぽい音のイメージを実現出来た、と思う。共演した旧cumbers(大学時代の同期、落合君が所属しておりその昔やっていたバンドがライバルと意識していたQucumbersのメンバー+サポートメンバー2人のバンド。演奏曲はQucumbersのナンバーだったり、でグッとこみ上げてくるものがあった)の面々に出音を褒めて貰えて嬉しかった。

アルコールを摂取して大腕ふって出て行った割に、一曲目で機材を壊すわ演奏はグッチャグチャだわでそりゃあお世辞にも良いコピーバンドだったとは言えないだろうけれども、なんだろう、今後の演奏に反映出来る収穫(というか反省)もあったし何より一つのバンドの曲を久しぶりに4曲もコピーする事でそれなりにじっくりと取り組む事で勉強になった。
GOING STEADYは今までほとんどじっくり聴いた事がなくて(銀杏BOYZは聴いていた)今回ので本当に良いバンドだと思った。それだけでも大きな収穫。

最近アルコールを摂取すると自分の中の気難しい部分を痛感する。
憂鬱というのは自分自身で管理出来ている間は感性の友だと思っているけれども、それでも僕のここ最近顕在化してきた気難しさっていうのは同時に僕自身の卑俗さを象徴しているようで若干複雑な気持ちになる。
曰く、人が楽しそうにしていてその楽しさを120%共感出来ないと悔しくてならなくなる。
だからアルコールがある場所で自分が酔っ払って辟易している時に自分より楽しそうにしている人を見ると悔しくなるんだね。
これはお酒を飲むようになったからこそ気付いた感情かもしれない。
勿論、それだけではないんだろうけれども、さ。

最近こういう風に過ごすのが楽しかったりする。


沢山のお酒を提供したりフリーフードの鍋を準備したり、そればかりか旧cumbersではコーラスで飛び入りまで果たして大忙しだった星野さん。さきちゃんもそうだけどテキパキと動き回っている女性は可愛い。
くさくさした感情を弄ぶグロテスクなブログの最後は、口直しってわけじゃないけどそんな星野さんのファニーな魅力溢れる一枚でお別れしましょう。

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