前代未聞に仕事が忙しい時期だ。
忙しいというかやる事が多いので普段より3時間早く出勤する日々が続いている。最初は早起きがしんどかったけれども今となっては何だか慣れてしまっており、特に退勤時間が近くなってきた頃合いの変なハイさっていうのはえもいえぬものがある。
率直に言ってしまえば気持ち良い。
けれども同僚や後輩は日々摩耗していたようで、しかもそれが僕が思っていた以上の進行具合だったのか遂に本日、後輩の目に光るものを見、「ああ、俺って多分この人の気持ちわかってなかったかも」と思った次第である。特に仕事がハードという事でもない。全然ブラック企業でもないし職場の人間関係も良好だし、無理な勤務体系を強いるような気配も微塵もない。
後輩からすれば身近な僕が「んんんんん!!!!気持チ良イイイイイイ!!!」的な雰囲気を発する事で愚痴や弱音の一つも吐けなかったのだろう。それを吐く事で作業効率があがったり、或いは単純にストレス軽減になるのであれば別に吐けば良い、とも思うのでこれは悪い事をした、とも感じた。
いやあ日々勉強だなあ。
ところでもうすぐ2週間になるので書いてしまうけれども、禁煙をしている。
ふと思い立って煙草をゴミ箱に放り込み、電子煙草を買いに走った。普段からメンソールを吸っており、特に煙草の葉っぱの味が好きだとかそういう認識もなかったのでメンソール味の水蒸気を吸ったり吐いたり出来れば少しは気が紛れるのではないだろうか、と推測したわけである。結果的にこの電子煙草というのは導入して本当に良かった。
電子煙草はリキッドという液体を気化させてその水蒸気を吸引、味わいを楽しむものである。ニコチン、タールはリキッドに含まれず(海外だとニコチン入りのものもあるそうなのだが)、ただメンソール味の煙を吸ったり吐いたりするだけである。
リキッド中には気化する際に発がん性物質に変質するものが含まれている、と知った曲はちょっとショックだたけれども、今はそれさえも含まれていないリキッド(探すとすぐに見つかった。日本でずっと禁煙グッズを発売しているメーカーのものなのでまあ信用出来るはずだ)を使用しているのでとりあえずは健康への悪影響はなさそうである。
お酒を飲んだ時もライブハウスでも今のところ煙草への強力な誘惑は続いていないのでこのまま完全に絶ってしまおうと思っている。喫煙を我慢するのではなく禁煙という活動を日々続ける、という認識でいるのが良いのかもしれない。
禁煙という活動を始めて気がついた事、というか変化が幾つかあったのでメモしておく。
まず口臭が前よりましになった、というか寝起きとか顕著に口の中の感覚が変わった。あと喫煙に充てていた時間って結構馬鹿にならなかったようで、ここ最近時間に余裕を感じるようになった。味覚の変化は特にないかな、これは結構よく言われているので楽しみにしていたのだけれども。
煙草を吸っていた頃が貧しかったとは思わないし(煙草は百害あって一利なし、という言葉を実感として感じる事が出来るのは煙草が嗜好品でない人だけであろう。デメリットを認めつつも欲しくなるのが嗜好品なのだから)、これは単純に嗜好品のチョイスの問題なのだろうけれども「煙草を吸わない生活」、続けてみようと思っている。
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