バンドメンバーがライブ中に雑巾とトートバッグを仕上げていた。

そういえば最近ブログを書いてないな、と思ってはいたのだけどすっかりご無沙汰してしまった。
ええと(と、ここでスマートホンのカレンダーアプリを起動。ここ数日間のスケジュール帳を確認)、ライブハウスに於ける演劇イベント「新栄トワイライト」のvol.3の一週目が無事に終わりました。これについては10日に行われる二週目の公演が終わってから書こうと思っている。

本日は吹上鑪ら場にて犬栓耳畜生のライブだった。
犬栓耳畜生、初めこそ多分きっとラフな感じで始まったバンドだったのだけれどもラッキーな事にバンドメンバー全員のモチベーションとその浮き沈みが良い具合に合致しているようで(これがどれだけ幸運な事かはバンドマン諸兄ならおわかり頂けるはずである)「もっと色々試したいね」と自然とマア、そういう話になり鑪ら場の高橋君に相談したところ本日、ブッキングして下さったというわけ。
ノイズバンド、しかも顔ぶれが顔ぶれであるからして経験と知識からある程度音量というか、演奏のベクトルが想像出来たであろう高橋君にはご心配をおかけしたと思う。我々としては彼の心配を杞憂に終わらせるべく、バンドとして新しい方向性も模索する事が出来、本当に良い経験となった。
共演のアルカセットは社会人一年目と言っていたけれどももっと若く見えた。良いなその年で年齢不詳って。そしてどこか朴訥とした良さ。
ガリザベンさんは僕は先にバイセーシでの演奏を拝見していたので物凄いギャップだった。滅茶苦茶沁みる。「きっとファニーで怖い人だ」とか思っていてごめんなさいガリさん!
堀田ダチオさんは多分共通の友人とか少なくないと思うしご本人とも「今までニアミス」とお話したくらいだったのだけれども、僕的にはようやくお会い出来たというかなんというか。やっぱり共演していないとお話出来ないくらいいは小心者だもんな僕。顔で歌う弾き語りって僕、初めて観たよ。濃いキャラクターと世界観が印象的だけれども同じくらい色気のある歌声も印象的です。

さて今回の犬栓耳畜生は
大島優子似=コンタクトマイク搭載ミシン/声
炭酸BOSS=ガスマスクマイク(エフェクト搭載)/靴を電気信号的にドラムにしたもの(つっこむな)/サンプラー
森野a.k.a静かな狂気=カオシレーター(当日に壊れた)/ドラム
僕=ベースギター
という編成で演奏を行った。
大音量!物凄い爆音!という状態では演奏出来ないのは明らかだったので、各々が興味のあるものを試したり用意した上で当日の予測不可能な事態の影響を受けたのが上記の布陣というわけ。

元々は大音量を耳に受けて耳の奥が痒くなるのを防ぐために装着していたイヤーカフ(ヘッドホンみたいな耳栓ね)、今日は大音量ではなかったけれども装着して演奏した。あれをつけているとどこまでも「しゃんと」するのだね。実はバンドアンサンブルに於ける精神性的な部分でも関係があるのだなと知った。
今日の演奏はバンド内反省会では「ちょっと長かったかもしれんナァ」という声もあがった。けれども同時に「あれくらいでも良かったのかもナァ」とも話してたもんだから難しいところである。嗚呼、録音しておけば良かったよ...。
ご来場頂いた皆様、有難うございました。
Mars Voltaのベーシストを連想した」という感想が、兎に角恐縮です。

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