Nano Bass Big Muff Piを購入した話。

職場では風邪が流行っている。
職員の間だけではない、お客さんもゴホゴホいったりマスクをしている方が結構みえるのでこれはもう世間的に風邪が流行っているのだな、と思う。
舟橋は体が弱いので季節の変わり目にはすぐに体調を崩す。なのでここ数日間はわりかし風邪をひかないかビクビクしながら生活している。「あ、ちょっと喉痛いな」とか「頭が痛い気がする...」となるとすぐさまパブロン!効くんだよね?早めのパブロン!
「パブロン中毒」なんてのもあるようなので常飲する事は避けたい。だけれども風邪は引きたくない...。
果たしてどうなるか。

少し前に音楽関係の案件で(『仕事』というと気恥ずかしいのだけれども今回のもまあ、そういうカテゴリーである)有難い事にお給金を頂戴する事があった。ギャランティですね。
僕みたいなのは普段から音楽で稼ぐというよりかはむしろ音楽をやるためにお金を投資する事の方が多い。恥も外聞もなく書いてしまうけれども機材の維持費やスタジオ代、そしてこれは深く言及すると根が深い話になるぞライブハウスのノルマ等、バンド活動って楽しい趣味だけれども何かと物入りである。時として得られるものは投資した以上である事は言うまでもないし、自分が音楽活動のために費やすお金がこの年代の男性の所謂「趣味に費やすお金」の範疇内で収まるであろう金額程度であるからして、精神的にも経済的にもそれはそれは健やかにやらせて頂いている。
で、そんな僕が個人の音楽活動でギャランティを頂いたっていうのだから(僕の所属バンドに於いて、バンド単位での収益はそのままバンド活動に費やされるのが定石となっている。そうやってバンドは健全に転がり続ける)そりゃあ普段なかなかない事だもんだから面食らうわけですよ。
純粋に、自分の演奏で「稼いだ」お金だ。嬉しくないわけがない。これを記念して何らかの形に残るような、そんな良い使い方をしたい。だって生活費とか飲食費とか消えてしまうものに充てるっていうのは何だか味気ないじゃあないか。
そこで舟橋、機材を買う事にしました。

ビッグマフを使った演奏で稼いだお金でビッグマフを買う。これは凄く自然な事なんじゃあないのだろうか。
というわけで以前から気になっていたベースビッグマフのNano=小さいバージョンを購入、それなりに現場に持ち出して演奏に用いたり長年愛用しているベースビッグマフと比較してみて雑感を書いておきます。いつもながら長い前置きでごめんね。検索でレビュー読みに来た人、すまない。だけどそういうブログなんだ。


まず初めに僕が所有していたベースビッグマフはモディファイ品であるという事。友人から譲ってもらったこのベースビッグマフ、WAXXのモディファイ済で友人曰く「DRYモードのドライシグナルがより原音に忠実になるように」「ベースブーストモードの低音をより強化」するためのmodが施してあるそうだ。オリジナルモデルとの比較は残念ながらしていない。
で、そんなWAXXモディファイのベースビッグマフとナノベースビッグマフの比較を「同じドライモード」「各コントロールは同じ位置」でしてみた。
様々なレビューに書いてある通り「ナノベースビッグマフはベースビッグマフを小型化しただけ」のものではない。歪み方が全然違う。ナノベースビッグマフの方がキメ細かく、聴感上まとまっているように感じられる。毛羽立ちも鋭く感じるので攻撃的な印象を受ける。歪み方が荒いベースビッグマフの方が面白く感じる人はいるかもしれない。あとアンサンブルに混ぜた際にベースビッグマフの方がその暴れ方からか「広がる」感じが若干あるような。ナノベースビッグマフは「突き抜ける」感じというかなんというか。
トーンコントロールは比較しながらグリグリ触ってみたけれどそこまで差異は感じられなかった。ベースブーストモードが好きな人はナノベースビッグマフでそのモードがなくなっているのが気がかりだったりするのだろうけれども、僕は今までずっとドライモードで使っていたのでそこは特に気にならなかったかな。
歪み方の違いによってアンサンブルの中での落ち着き方の印象が違うのが面白かった。
買う前は「キャラクター被ってたりナノの方が使いやすかったらベースビッグマフは手放してもいいかな」と思っていたけれども、これはどちらも甲乙つけ難い。
バンドアンサンブルや気分に応じて使い分けていこう、と思っています。

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