気になるエフェクターがあって「どんなもんなのかな」とユーザーの声に耳を傾けてみようと(どうせ使ってみないとわからない、という前提こそあれども所有者の声というのはヒントくらいにはなる)検索エンジンでweb上の情報を調べてみると出てくるのは英語が難しかったりで意味が掴みづらい海外サイトかメーカーサイトからのコピペばかりのショップページだけ、みたいな事って経験ないですか。
僕は結構ある。
今回記録しておくエフェクターも人のレビューがほとんど出てこなかった。
動画投稿サイトに海外の人がアップしている動画を観て「これは良い感じだ」と思ったものの、結構な博打気分で「気になってるんだからどうせいつかは買っちゃうんだ」と自分に言い聞かせて購入したファズワウをメモ代わりにざらりと書いておきます。
こんなニッチなエフェクター、レビュー気にして見に来る人こそ少ないだろうけれども世の中には自分と同じような嗜好の人もきっと少なくないだろうと思うので。
MORLEY POWER FUZZ WAH、メタリカの初代ベーシストであるクリフ・バートンの音を再現しようとデザインされたトリビュート・ペダルである。
大事なのはあくまで「トリビュート・ペダル」っていう事ね。クリフ・バートンが使ってた同じMORLEYのPOWER WAH BOOSTのリイシューだと最初は思ってたんだけど購入前に調べていくうちにどうやら機能からして全然違うそうな。
POWER WAH BOOSTはボリュームペダル機能もあるそうなのだけれどもPOWER FUZZ WAHは完全にファズとワウだけ。それぞれが個別にオン/オフ可能。
こういうペダルを購入しておいてナンだけれども僕は特に強烈なクリフ・バートン信者っていうわけでもなくて、なのでご本人の音にこのトリビュート・ペダルが肉薄しているかはどうかっていうのは正直、わからないです。
ただファズの音は印象良い。MODERNとVINTAGEと2モード切替出来るんだけれども、MODERNモードのファズは高域の鋭さもアタックのエッジも立っており、かつタイトめな出音で「若干腰高かな?」とは思うものの扱いやすく、格好良い音が出る。
WAHは結構エゲツない感じ。「ワウワウ」っていうよりかは「ゥギュィィン!」って感じの効き方をする。ファズと併用すると相当攻撃的な音になる。
基本的にどちらの音色もアンサンブル中では守備が得意、というよりかは攻めて良し、みたいな音なのでそういうのが好きな人は喜んで踏めるエフェクターだと思います。
あ、書き忘れた、写真を見るとわかると思うけれども、スイッチ、スムーズにオン/オフ切替出来るようになるまでちょっと慣れが必要かもしれない。
重さは見た目程ではないです。
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