月額980円支払えばweb上で沢山映画やドラマが観られるサイトにて(遠まわし!)『レッド・ステイト』という映画を観た。
出会い系サイトでやりとりしてる女と4Pしに行こうぜ!と盛り上がった若者3人がいざ行ってみると一服盛られて気を失っちゃう。
目覚めるとそこは過激なキリスト教原理主義者の集まる教会で「こんな汚れた事をする奴は人間以下。人間じゃないから殺しちゃって構わない!」ってブチ殺されそうになるって話。
こう書くと「若者3人はどうやって生き残るのか」みたいな展開になるかと思いがちだけれども、実際のところ若者3人って映画が進んでいくと結構どうでもいいっていうか、完全に「超過激なブッ飛んだ原理主義者」VS「ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)」という構図になっていく。
ATFのリーダーがジョン・グッドマン!個人的にはこの人、「フリント・ストーン」以来に観たから妙に嬉しかった。
劇中でも語られているんだけど「権利を盾に自覚的に悪用する人間」よりも「自分達は完全に正しい、行っているのは善行だと信じ切っている人間」の方がよっぽど恐ろしいという映画。
ここまで過激じゃないけれども、自分の周りにもそういうケの人っていないわけじゃあなかったりするから(程度の差こそあれども自分が正しいと思い込んで善意を元手に「鬱陶しいなあワレ!」って事をしてくる人は結構、いませんか?)こそ役者さんの目つきギラギラ、静かなるハイテンションの演技にニヤニヤするだけじゃなくって何だか苦々しい気持ちになるというか、寒気を感じる瞬間もあったりしますね。
終盤の展開も「おおお!?」と思わせておいて皮肉たっぷりのオチがついたりと、地味目な作品のようでキッチリ面白い良い映画です。ダレないし小気味よくまとまっていると思う。
それにしても一番印象に残るのはマイケル・パークスのギラギラした目。
「絶対この人まともじゃないでしょ」って目をするんだよね。最近はアザラシ人間作っちゃお!な映画でも怪演してるそうなんでそっちもチェックしなくては!
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