先日加入したBBBBBBBの初ライブが先日鶴舞DAYTRIPにて行われた。
加入した、と簡単に書いたけれどもBBBBBBBはメンバー全員だと30名以上いるらしく、今年からその中の選抜メンバーでライブ活動を行っているそうで僕は「都合が合えば」とか割とフラッとした感じで加入して、そうしたらスタジオ練習に誘って貰って出掛けて行ったら有難くも選抜メンバーとして活動を一緒にさせて頂ける事になった。あ、演奏が巧いとかそういうわけではなくて都合がつけやすいっていう点で声をかけて貰っているそうなので。念のため。メンバー30人の中には50代のファズ蒐集家の方もみえるそうで、いやはや是非お会いしたい。面白いバンドである。
さて、3週間前から練習に合流、バンドアンサンブルの構築、そしてその練習と研鑽に励んできたわけだけれども、それでもまだ時間が足りないと全員が感じていたので当日は午前中からスタジオに入って練習。
BBBBBBBはノイズバンドだと思われがちだし僕も加入するまで演奏はそういう方向性のものを求められるのかと思っていたのだけれども、首謀者である西園寺君がベースに求めるのは結構ガッツリとフレーズとリズムだったりする。中には一曲同じフレーズをずっと弾き続けて曲をグイグイ進めたり広げたり、所謂グルーヴといわれるであろうものを求められたりとスタジオに入る前に想像していたものとは随分と演奏内容が違って新鮮だった。
想定なんて裏切られるためにあるようなもんなのだから、と自分が向き合うべき演奏に目を向けると即興と構築の割合であったりドラムや他の楽器とのアンサンブルといい、今までの活動で培ってきたものがを活かしたり挑戦出来る部分も少なくはなく、だけれども同時に自分の弱点みたいなものもぼんやりと意識させられるような、そんなものであるのであった。
「ノイズバンドでベースを弾く」と構えていた自分が馬鹿馬鹿しい、とまでは言わないけれどもちょっと構え過ぎだったなと反省しきり。音楽は音楽なのだからその時鳴っている音に愚直に向き合うだけである。
僕が加入するまでシンセベースを弾いていた近藤君がアンサンブルに僕のエレクトリックベースギターの音色が加わる事でシンセに専念する事になり、バンドとしてのBBBBBBは低音の「質」が変わったと思うのだけれども、その辺りを意識して臨むのは結構面白い経験だった。シンセベースのモリッとしたローを意識してペダルを使ったり曲によってはそのままシンセベースにベースラインを委ねたり。
DOD MEATBOXはこういう時に役に立つ。ライブ当日使ってみるとスピーカーが音を出しながら同時に風を感じる程に揺れているのがわかった。近藤君と爆笑。僕のアンプヘッドは加入力でダメージを負いそうになると自動的に電源が落ちるようになっているのだが、演奏中に3度程そんな状態に陥った。どこまで威力があるんだMEATBOX。
淡々とアンサンブルを支えるような演奏を志そうと思っていたけど、西園寺君が演奏中に突っ込んできた辺りから興奮して割と冷静でもない演奏をしてしまった。悪いと思っていないけれども、反省。
「人が一人増えてダサくなったね」とか「あいつ解雇しろよ」とか言われたら嫌だなァと一生懸命演奏したけれども、幸いにして評判が良かったようで安心した。
まだまだこれから、色々と挑戦していきたい。
ひとまずMEATBOXの破壊力は別として、出音の殺傷能力を上げていきたい。
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