この日のレコーディングの結果の一つがこのような動画になりました。
聴いて頂きたいのは勿論だけれども、折角の機会なので今回公開された曲『Weekend』について少し。
この曲、ことベースパートに関して言えば録音した4曲の中では一番ベーシックな音で録音していて、SBV550改→SANSAMP BASS DRIVER D.I ver2.0→ギャリエンクルーガーのアンプヘッドという僕の基本な音そのままで録音している。マイク録りした音とラインの音を良い按配に若杉さんが混ぜてミックスして下さっているはずだ。こうして改めて聴いても「ああ、いつもの音だな」と自然と思う程、いつも通りの音である。
僕は勿論曲が活きる形で全員のサウンドが貢献するのが一番だと思ってはいるけれども、それを踏まえて曲全体のバランスを見据える事に関しては比較的感覚が偏っている自信があるので(笑)録音後は音のイコライジングについてはあまり口を出さないようにしている。
無論自分なりに「この曲調だからこそちょっとアタック効かせて面白い色出そう」とか自分が演奏に参加する意味、とか考えて狙っての音色なわけだけれども、こういうメロウな曲だとベースサウンドも馴染みの良いウォームなサウンドに仕上げた方がわかりやすいだろうにアンプから出ている音そのままのキャラクターを曲に馴染むように使って下さった若杉さん、そしてそのジャッジ(と僕の意図)を支持してくれたメンバーに感謝、だ。
指弾きでいった方が良いかな、と思ったし実際ライブだと指で弾いたりしているけれども、タイトな音色と単純にピック弾きの方が演奏が巧いのでこの曲はピック弾きで録音した。
裏話として、曲の中間部分でピッチシフトしたベースがテーマ的なフレーズを弾くセクションがあり、実際録音までしたのだけれどもピッチシフト後の音のヨレが酷くて採用する事が出来なかった。その辺の反省点がこれの導入に繋がっていたり、する。
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