鈴木実貴子ズと大阪へ。

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写真はSAにて鈴木実貴子さんと僕。豚野菜炒め定食美味しかったです。

鈴木実貴子ズのレコ発企画大阪編で梅田HARD RAINへ行ってきた。
同じくサポートメンバーとしてギターを弾いている各務鉄平君は前日に大阪でライブがあったため現地集合、往路は鈴木実貴子ズの二人と僕の3人の道中となった。
僕は結構喋る方だと思う。どうしようもない事から突然スイッチが入ったように(自分が)興味深い事を熱心に話し出したりする。会話がどんどん飛び交ってそれでいて自分の中では理路整然と整合性がとれている感覚でいるもんだから随分と迷惑な話ではあるのだが、二人には随分と迷惑をかけたんじゃないかと思う。カフェインと久しぶりの梅田HARD RAINでの演奏という事で少しハイになっていたのだ。
少しは貢献せん、と運転もしたりした。高速道路の運転も少しは慣れた。運転免許はもっと早く取得しておけば色々と便利だったろうにな、と思う。

現地で各務君と合流し、リハーサル後皆で楽器屋を覗いた後、単身サウナへ。梅田ニュージャパンは前夜各務君が宿泊したそうなのだが、話を聞くにエンターテイメント性溢れるサウナスパだようで興味がそそられたところに高橋君の「あ、そういえば知人も言ってました、そこは日本一だ!って」と言葉を添えたもんだからこりゃあ行くしかあるまいて。
「この暑いのによくお風呂に入るねえ」と鈴木さんに言われてしまったけれど、YESのクリス・スクワイアも無類の風呂好きだったそうな。良いベーシストはきっと風呂好きなんだよ、と背中で告げてニュージャパンへ向かった。

ニュージャパンは露天風呂(サウナに夢中になっていて結局行かなかったけれども)含め3フロア構造で温水プールまである結構「ガッツリ」なサウナスパだった。サウナの温度も高いし水風呂も13.8℃と申し分なし。大いに堪能した。
あ、そうだこれも忘れずに書いておかないと。人生で初めてあかすりも挑戦してみた。年上のお姉さまにすっぽんぽんを見られるのは最初こそ面食らったものの、気持ちよさにうっとりとしてしまった。こうやって大人になっていくにつれて人は快楽を憶えていくのだな、と思った。
適度にサウナ・トランスしてHARD RAINへ。

普段は演奏前は落ち着きがなく会場を出たり入ったりするのだけれども、この日は出来るだけ全出演者観ようと、観たいと思ってフロア後方に陣取った。途中で演奏に対する緊張感や諸々に襲われて外へ出たりもしたけれど、僕にしては結構しっかりと共演者の演奏に向き合ったのではないか、と思う。出演順が最後の方というのもこれはなかなか辛いものがあるのだ。
ドッグフード買い太郎さんが素晴らしい演奏をされていた。買い太郎さんとはこの日で三度目の共演になるのかな?ご一緒する度に僕は違うバンドだったりするので紛らわしいな、と思わせてしまっていないかが気がかりである。

鈴木実貴子ズの演奏は鈴木さんと対峙する感じというか、高橋君を筆頭に男衆3人で鈴木さんに向き合う、そんな感覚がある。勿論鈴木さんと高橋君の二人と向き合うスタンスの演奏なんだけれども高橋君が僕ら側についているというか、僕らのまとめ役になってそれでバンドアンサンブルを構築して鈴木さんの感情をプッシュせん、とするかのような。これは完全に主観だし「そんな事ないっすよ」って言われてしまいそうだけれどもそう感じる瞬間があって、結果的にそう感じる時って良い演奏が出来ている気がする。バンドって演奏の仕組み?アンサンブルの成分?の作られ方がバンド毎に違っていてどの作り方が正解なのかそのバンドごと、ともすればその時ごとによって違っていてそれが良い具合にハマると途端に良くなったりするもんだから面白い。
もっと貢献出来るように頑張ろう。多分、僕が一番お気楽に楽しんでやっている。

帰りの車中は、割とすんなり寝てしまった。
起きたら吹上、我が家のすぐ近くだった。
「こんな時間に家に帰したら近所の皆さんびっくりしないかな」
「あらやだ舟橋さん、また夜遅くに帰って来てるわよ、一体何されてるのかしら、みたいな」
そんな会話が聞えたり聞こえなかったりした。

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