ほぼほぼ一日がかりの研修だった。
営業成績で比較的成果を収めた社員が各支店から集められての言ってしまえば「よく頑張ったね研修」なのだけれども、この日の研修では何と僕は10分ばかりの講話を担当する事になっていた。講話というち仰々しいけれども要するに「普段、何を思ってどんなお仕事をしていますか」という内容。
総勢50人程ではあるけれども、普段なかなかそれだけの人数を前に話す機会等ありはしない。簡単な話す内容をザッと書き出したカンニングペーパーだけ用意して「まあどうにかなるだろ」くらいの気持ちで臨めたのは、ひとえにバンド活動で人前に立つ事を継続してきた事に依るものだろう。
他の社員さんの話も面白かったし、何より初めて会う人達が皆、それぞれの思いを胸に日々の仕事を頑張っているんだと思うと胸が熱くなるものがあった。仕事に成果を求める事は一つの正しさだろうけれども、こういう過程や浪漫も大切にしながら仕事に臨んでいきたい。
で、そんな感じで仕事らしからぬ仕事というか、面白さたっぷりの一日を過ごした上に翌日は祝日でお休みである。
はしゃいで樫山君(白線の内側/あたらしいまち)を誘って、行ってきましたよ、春日井市 湯ごころ ゆるり。
初訪問。初めて行く銭湯やサウナはちょっとドキドキする。
サウナイキタイにも書いたけれども駐車場に停まっている車の台数の割に、浴場は空いていてホッとした。混み合っているサウナ室を嫌うわけではないけれども、空いている方が気兼ねがなくて良い。
タワーサウナは温度こそしっかり高いのに汗があまり出ていないように感じたのは湿度が低いからだろうか。汗が出ないという事は温度は低いのではとも思ったのだが、水風呂に入るとしっかりと体温が上がっていた事が実感出来たので室温が低いわけではなかったように思う。不思議な感覚だ。ちなみに水風呂はどうやら15度設定。好きな温度感である。
露天風呂の一角にインフィニティチェアが並べられ外気浴スペースとなっている。露天風呂よりも一段高い高台に設置されており、椅子に座ると入浴中の人々をやや見下ろす形になる。新感覚で妙に楽しい。すぐ近くで露天風呂に入っている人がいるのに高さのお陰か目線が違うのでお互いにそんなに意識しない。実は結構緻密に計算されているような気もしている、あの配置。
タワーサウナの不思議な暑さに首を傾げながらも、しっかりと温冷交互浴を繰り返してキマり気味。実にスッキリして湯ごころ ゆるりを後にした。
帰宅して社宅の駐車場に車を停め、一息ついてボーッとしたらウトウトしてしまい結局体が冷えた。
家に入ってお風呂を追い炊きして再度入浴。何やってんだか。