2月13日は有給休暇。
特に予定はないのだけれども「舟橋君、休んで良いよ」と有難いお言葉を頂いたので家でゆっくりさせて頂くとする。
というつもりだったのだが、少し前に実家の父が「13日は金山のホールに行かなきゃならないんだよね。なごやかクラブ(名古屋市の老人クラブの事である)の集まりで大きなうちわをステージの上で振らなきゃならない」と言っていたので「そんなレアな光景観に行かないわけにはいかぬ」と妻と娘(次女。長女は保育園)とで金山の日本特殊陶業市民会館のホールへ父の雄姿を観に出掛けて行った。
後期高齢者になったとはいえ、父は仕事をしつつこれまでに町内会の自治会長をやったり、今はなごやかクラブで学区長をやっているらしく忙しくしている。性分的にその方が元気でいられるんだろうなと思うと、僕の出来れば常に動いていたい気質は父から受け継いだものなんだろうなという気もする。
超ズームして撮った父の雄姿。
真ん中の列、右端で大きなうちわを掲げているのが父である。
千種区のなごやかクラブはこの日、40人でステージに上がり2曲を披露。元・千種区民の僕だが『ちくさ音頭』という曲がある事さえ知らなかった。10コーラスくらい続いただろうか、その後もう1曲披露されたので、10分近くそれなりのサイズのうちわを舞台上で掲げながら左右に振り続けるのは相当な重労働だった事が想像に難くない。
終演後に父と会うなり「明日は筋肉痛だなこりゃ」。
遅めの昼食として皆でカレーを食べて、大須のジョーシンへ。
父はデカールを、僕はウェザリング用の塗料と模型をチラ見。
妻には「娘(長女)用のプラモデルを買い足そう」と囁く事で許可を貰った。妻は表情にうっすらと(しょうがねぇなこの人達は)という感じを醸し出しながらも、それでも趣味に興じる親子2人を暖かく見守ってくれた(と思いたい)。
娘、人生初のプラモデル体験。
ポケモンのプラモデルは接着剤はおろかニッパーさえ不要、ランナーから手でパーツをもぎ取る事が容易く、パーツ点数も少ないので子どもでも楽しく簡単に、そしてハイクオリティなポケモンを製作する事が出来る。
合わせ目とかも巧みに目立たないような位置になるように工夫されており、いやはや良く出来たキットだと思った。
娘(長女)、初めてのプラモデルだけれども何だかんだ10分程でピカチュウを完成。その可愛いルックスにご満悦の様子だった。
「どうだったね、初めてのプラモデルは」
「楽しかった!また作りたい」
決して誘導ではないし洗脳するつもりもない。
僕は親として娘の興味、関心の赴くままに挑戦する手助けをしているだけである。
決して自分の趣味、嗜好に付き合わせているわけではないのである。
断じて!