前回まで
■日東科学版ハインリッヒを作る 第1回 座学→洗浄→組み始める
■日東科学版ハインリッヒを作る 第2回 削ったり強引に接着したりしながら組む
■日東科学版ハインリッヒを作る 第3回 キャノピー加工→鋳造表現
■日東科学版ハインリッヒを作る 第4回 組み上げ完了
■日東科学版ハインリッヒを作る 第5回 サーフェイサー筆塗り→塗装→迷走
■日東科学版ハインリッヒを作る 第6回 『平田ガンス』視聴→塗装「これだッ!」
■日東科学版ハインリッヒを作る 第7回 細かい所の塗装
■日東科学版ハインリッヒを作る 第8回 デカールを貼る→関節固定
■日東科学版ハインリッヒを作る 第9回 ウェザリング
キット本体のウェザリングまで完了した。
これまでなら台座はパパッと作ってキットを固定、完成!としていたところだけども偶然にもBO〇K OFFで手に入れた瓦礫セットAを使ってみたかったので、今回は台座の作成にもちょっとだけ手を動かす事にする。
瓦礫セットの瓦礫の破片達は1/144スケールを想定して作られているようだけれども、それらしく並べて塗装すれば砲撃で吹き飛んだコンクリートの壁みたいに見えるだろうと考えた。
イメージが膨らんだ。
破片が飛び散ったコンクリートの上を行くP.K.A H-1型ハインリッヒ。
これでいこう。
台座の木部が露出する部分はいくらのんでもそのままじゃ寂しかろうという事で、ファイアボールSGを作成した時に台座を染めるのに使った木材用の染料『チェリー』を使って全体を塗装。
コンクリートの地面にはパテを塗ってサフ塗装すればそれらしく見える、という先人の知恵を拝借。鋳造表現の時に使ったタミヤのベーシックパテを指で塗りたくっていく事にする。
パテを塗りながら「いや木部が露出するよりも台座全体がコンクリートっぽくなっている方が格好良くないか?」と思い直し、結局パテを全体に塗る。
染料を塗った意味が全くなくなったけれども、まあ仕方あるまい。
相変わらず衝動的な作成工程だけれども楽しいのだから、きっと良い。
さて、破片を並べるのにどんな具合かイメージを膨らませる。
わざとらしくてもきっと格好良くないし、しかしながら砲弾で吹き飛んだコンクリート壁なんて目の当たりにした事もない。
きっと砲弾で吹き飛んだ壁はある程度方向性を持って吹き飛ぶだろうから、台座全体に瓦礫を散らすのではなく片側を中心に配置する事にした。
配置して接着、ここでキットの足から生やしてある真鍮線でキットを台座にしっかりと固定するために、真鍮線を差し込む用の穴を穿つ。
瓦礫片と台座をサフ塗装、その後Mr.ウェザリングカラーで汚し塗装。
サフはキット自体に使っているメカサフヘヴィだと色が暗過ぎると思われたのでグレーのサーフェイサーを筆塗りした。
瓦礫セットに同梱のバラスト(ジオラマに用いる砂、的なものの総称のようである。初めて知った単語)を台座に接着する。バラストを散らした後、バラストが接着剤を弾かないように水で湿らせ、その後木工用ボンドを水で希釈したものを垂らして乾かす。これで果たして本当に固定されるのか。
木工用ボンドの希釈具合が悪かったのか、それとも量が足りなかったのか、バラストの固定に難があったのでwaveの瞬間接着剤をソロリソロリとスポイトで塗布。
流石にこれで固定出来た。
瞬間接着剤最高。
パラストもサフで塗装。
乾燥したところでMr.ウェザリングカラーで塗れば、砂の1粒1粒が浮き上がってくるはずだ。
この日の作業はここまで。