BOSS SL-2を購入したファースト・インプレッション。

近頃は趣味にお金を遣うといえばそのほとんどがプラモデルであったのだが、いやはや久しぶりにエフェクターを買った。
プラモデルばかり買っているとはいえ隙をついては自宅の機材棚のペダルを引っ張り出して弾いてみたり、またはゴロゴロしながらメル〇リとか楽〇フリマ等で良いペダルが出回っていないか探してはいたのだった。
(最近は趣味のエフェクター蒐集も捗らんわぃ。ひょっとしたら情熱を失ったのだろうか)だなんて考えたりもしたのだけれども、どうやら杞憂だったらしい。妻に言わせれば「貴方、こないだペダル買ったばかりじゃない」。失敬な、日記によれば前回機材を買ってから早4ヶ月近く経っているじゃあないか。
少し前の日記に「備忘録を書いていないペダルが自宅にある限り、エフェクターを買わないようにする」だなんて書いいたね、すまない、あれは嘘だ。


BOSS SL-2は興味こそずっとあったものの、手頃な価格のブツが見当たらず、また弾いて興奮した勢いで購入しようにもなかなかその機会に恵まれずに今日まできてしまっていたのだった。
それなりに手を出しやすい価格の中古美品を楽〇フリマで見かけたので妻に一声かけたところ「お、BOSSなら良いんじゃない?」と快諾。妻にも信頼されているBOSSさん、流石です。

さて、SL-2とはすなわちスライサーなのだが、スライサーというと他に比較する同じジャンルのペダルがほとんどないのが現状である。
ツインペダルシリーズでSL-20が発売した当初(調べてみると何と2008年。今からもう17年も前なのである)に弾いてみて「うーん、使い道がいまいちわからん」と経験が浅かった当時の僕は思ったものだが、後継機であるSL-2が出た時(2022年との事)には年齢と経験を重ねたからか「これは使い道、結構あるんじゃないか?」と考えるようになっており、実際に今回買って音を出してみてスライサーの魅力に大いに感じるものがあるのであった。
スライサー、即ち音をぶった切るペダルである。強引に例えるならリズミカルかつ複雑なトレモロといえなくもなかろう。しかしながらその表現は間違いではないけれども実際の魅力の半分も伝えられていない。
音をスライスするばかりかアルペジエイターとしての機能も有しており、例えばコードをジャーンと弾くとそれが音程を変えながらブツ切りにされて出力される。で、アタックを強調するとリズムが強調され、エレクトロミュージックのリズムトラックみたいな音を創出。
音をぶつ切りにしてリズミカルな演出を施すエフェクトとするならば、当然ベーシスト的に気になるのは如何に曲のテンポにこのエフェクトを合わせていくかという点だけれども安心、安定のタップテンポ機能搭載なのである。ペダルを2秒間長押しするとLEDが赤と緑で交互に点灯(ちなみにバイパス時は緑、エフェクト・オン時は赤色で点灯)、ペダルを四分音符の間隔で踏むとテンポを同期してくれる。

コントロールはBALANCE=ドライシグナルとエフェクト・シグナルのバランス、TENPO=スライスのテンポ設定、ATTACK=エフェクト・シグナルのアタックコントロール、DUTY=スライスした音の長さ、VARIATION=スライスタイプの中からさらにバリエーションの選択、に加えてスライスタイプが8種類。
つまり8種類のスライス・タイプ×11種類のバリエーションという事で88種類のスライス・エフェクトを更にそれぞれのコントロールで微調整出来るという、このバリエーションの多さだけで迷子になりそうな多機能さ。
買ってみるまで「バランスコントロールはあるものの音量は触れないのかぁ」と思っていたけれども、さにあらず。タップテンポモード中にTEMPOコントロールを触る事で音量をブースト/カットする事が出来る。
これによって「ドライ・シグナルはバイパス時よりちょいブースト、それに加えてピコピコしたスライス・パターンが同時に鳴る」という他パートからすると侵略行為に他ならない爆音のピコピコサウンドを鳴らす事さえ出来てしまう。

拡張性もなかなかで、以下「タップテンポがスイッチ2秒長押しとかそんな暇ないよ」と思ってしまいがちな僕が一番惹かれた「タップテンポ用に外付けスイッチを接続するモード」の設定方法(を記したマニュアルのスクリーンショット)。


こうして考えると結構尖った音色のペダルだと思うのだけれども、あくまで操作性とか拡張性はユーザー・フレンドリーだなあ。
使い手の感性を刺激してくるというか「さあ、どう使う」と挑発してくるような、そんなペダルだなと思う。


あとBOSSのコンパクトエフェクターの裏側って、こんなにスッキリしてたっけ?
何だかマジックテープが貼りやすくなっていて好印象。