前回まで
■グローサーフントを作る 第1回 安売りされているキットを購入→組み始める
自分が模型製作をするようになって以降、趣味と勉強を兼ねて他の人の製作記も結構読むようにしているのだけれども、いやはや皆さん1つのキット製作に結構時間をかけていらっしゃるんだよな。最初は何故だかわからなかったのだけれども、多分皆さんが時間を『かけている』んじゃなくて僕が『時間をかけなさ過ぎる』んだよな。
模型製作はどうしたって時間がかかる。
組み上げだけでもそうだ、ランナーからパーツを切り離す最初の段階で二度切りするのかしないのか、とかで時間のかかり方が違うし接着した後の合わせ目消しもそうだ。多少強引な言い方をしてしまえば模型製作は「時間をかければかける程、仕上がりが美しくなる」ものなんだろうなと思っている。
『時間をかけなさ過ぎる』と自分の事を評したけれども、その分仕上がりもそこそこだと思っている。合わせ目は消しきれていなかったりするし強引な製作で粗も目立つだろう。けれども今は衝動のままに製作したいのでそれはそれで良し、その粗さや拙さもこの時期の僕の記録の1つだと割り切っている。
今回のグローサーフント製作に於いては作り始めの段階で1つ決めていた事が「かつてなく丁寧にやってみる」という事。
接着した後の合わせ目消しも、接着剤が完全に乾いてから、最低でも24時間後に合わせ目消しを行うようにしてみた。
さてはて、どうなるか。
前回、ナットや細かいパーツをデザインナイフで切り落として接着した方が具合が良かったと書いた。
ナット類はパーツ数的にも相当数余るので、ボディをナットだらけにする事も可能ではあったのだが、いくらコツを多少掴んだとはいえ神経を使う作業をそこまでする余裕もなく、必要最低限の使用に留まった。
慣れてくるとこれも結構余裕になるものなのだろうか。
脚部、腰、胴体に両腕、そして頭を作り終えたところ。
「これは相当大きなキットになるね」と実感。
そういえば今回、各パーツを切り離す際にこれまでと違う点があった。これまでランナーに収まっているパーツはゲート(細い棒みたいな奴ね)でランナーにひっついており、そのほとんどがパーツの横側についていた。故に切り離す時に二度切りだったりゲート跡の処理(デザインナイフで削ったりヤスリをかけたり)が必要だったのだけれども、今回はゲートがパーツの下側というか裏側というか、目立たない場所についており切り離した後のゲート処理をするシーンがほとんどなかった。とはいえ、合わせ目にゲート跡がくる事も結構あったのでその際は結局ニッパーでゲート跡を処理する必要があったのだけれども。
調べてみるとアンダーゲートというらしいね、このゲート位置。
確かにゲート処理の手間が削減出来るのかもしれないし、パーツの損傷リスクも抑えられるのかもしれないけれども、僕は普通に横側についてる方が面倒臭くなくて良いなと思ってしまった。
やはり顔が出来ると「ああ、俺は格好良いのを作っているんだな」と思える。
ちなみにハセガワ製グローサーフント(1/20スケール)は初期型と後期型を選ぶ事が出来、この東部パーツの後ろ半分がどちらを製作するかで異なる。今回は初期型を製作する事にした。
こういう選べるの、結構好き。