2025年3月30日、この日は久しぶりに白線の内側でライブだった。
というか僕自身も人前での演奏が久しぶりだった。白線の内側企画はインフルエンザ発症により自宅で療養中だったので(ほとんどプラモ作ったり映画観たりしていたけれど)、人前でベースギターを振り回したのは何と去年の9月の今池まつりでの鈴木実貴子ズでの演奏が最後なのであった。これだけ演奏が久しくなってしまうのもそうそうない気がする。いや、そうでもないか。
朝起床してから会場入りする昼過ぎまでの間に時間があったので、家族と義母と東別院で開催されているマルシェに出掛けて行った。駐車場を見つけるのに難儀して少ししか滞在出来なかったけれども、この日はカレーの屋台も何点か出ており堪能する事が出来た。妻と義母が贔屓にしているキッチンカーではなかったけれども、どうやら中川区にて実店舗を構えるスパイスカレー屋さんとの事。こういう繊細かつ複雑な味の料理を楽しめるようになったのはここ数年の事であるが、いやはやスパイスカレーって滅茶苦茶沼っぽい。ハマッたら色々食べ歩いてしまいそうだ。ちなみにこの日の店舗のスパイスカレーも滅茶苦茶美味かった。
娘(長女)もマルシェで出会った同年代の子どもと遊んでいた。娘(長女)の社交性の高さたるや!
吹上 鑪ら場のベースアンプヘッドは出演し始めた当初こそ気に入らなかったものの、エレクトリック・ベースギターがラインで音をとる事が多い楽器である事を意識して足元で音を作り込むようになってからというもの、結構気に入っている。
とはいっても触るのはゲインとマスターボリュームくらい。グラフィック・イコライザーは触り始めると豪快に触ってしまうので潔くオフ。
最近は中音が小さい方が安心感があるのだけれども、この日はメンバーから「もっと音上げてくださいよ」コールがあったので喜んで爆音仕様。久しぶりに一緒に演奏するから皆、感覚麻痺してないかな。
ちょっと大きめになった音を感じながら「やっぱり何だかんだアンプはそれなりの音量で鳴らしてやった方が良い感じになるな」と危険な思索に耽りそうになるのであった。
この日の共演は裏窓とアプリロ。
我々白線の内側は出演順最後での演奏。良い演奏を拝見した後だと煮え滾る気持ちで演奏出来る。
自分達の音楽を、やりたい事をきっちりと丁寧に演奏しようと思いつつ(自分自身はバンドの中で歪んだ部分というか若干暴力的というか衝動的というか、きっとそういう部分を担っているんだろうな、というか僕の演奏ってきっとそういうものなんだよな)という気概で演奏に臨んだところ、アンサンブル中での気持ちの据わり方がなかなか良かった。
自分の立ち位置が(気持ち的に)しっくりきたところでそこから様々に広げていける感じがあって、うん、やっぱり自分をどう据えるかというのは大切な事なのかもしれないなと思い直した。
ちなみにこの日は最近ブームの指弾きで演奏を始め、適時ピックを用いたり指で弾いたりした。
あと新導入したファズは自分のみならずメンバー、共演者、そしてお客さんにも評判が良くてホクホクである。
良いファズは正義!
白線の内側、格好良い新曲(ver.1)も出来上がったのでどんどん表現の幅を広げていきたい。
新曲を作り続ける、もしくは作ろうと手を動かし続ける事はバンドの循環を保つためにもとても大切な事だなと思った。
ちなみに、久しぶりにライブハウスに妻が遊びに来てくれたのだけれども、娘(次女)の機嫌が悪くなったので一足先に帰宅。
イベント開始から割と間もない時分だったのだけれども(すまない、妻)、娘(長女)は「のこるー」とそのまま留まる事を決め、何だかんだイベント終演まで楽しそうに過ごしていた。
保育園卒園後、そして小学校入学前のいわば春休み的な時期なので夜更かしもよかろう。音楽表現の現場の空気が娘の情操教育に一役買ってくれると信じている。親のエゴかもしれないけどなァ。