プラモデルの撮影スペースを自作してみる その2

前夜に自作した撮影スペースとその撮影結果がどうにも納得のいくものとが言い難く、もっと良い方法があるのではないかと思えて仕方がなかった。
別の自作撮影スペースに関する記事をインターネットで見かけ、うむ、これなら簡単に自作出来そうである。
簡単に試せるなら作ってみっか!という事で娘(長女、次女)が寝静まった後に自作。


製作時間、僅か3分。製作、というのもおこがましい程簡単である。
箱に白い紙を張り付けて、真上後方寄りの位置からスタンド(長女に借りた)で照らし、前方左側からスマホのライトをスタンドであててやる。それだけである。
仕事の休憩中に幾つか模型の撮影ノウハウを解説した動画を視聴したのだけれども、照明をどこからあてるのかが大切との事。


背景が白いと、やはり機体のディティールまではっきりと見える(気がする)。
単純な好みでいったら背景は黒い方がしっくりくるのだけれども、これはこれで合う気がするなあ。


照明をあてる位置によっては結構「照明あてました!」感が出てしまうので要注意。
プラモデルとして「こういうものを作りました」ははっきり見えるので良いのかもしれないけれども、しかしここにきて僕は「プラモデルの写真に何を求めているのだろうか」と悩んでしまうのであった。


これまでで写真として一番好みなのはぶっちゃけこの(↑)『室内照明でスマホカメラで適当に撮った写真をスマホアプリ上でフィルターをかけたもの』だったりする。
しかしこれは実際に僕が作った模型と比べてコントラストが明確で現物と見比べるといささか差異があり、それは模型制作の記録として正確ではないのではないかと思われた。
しかしながらプラモデルはどんな環境で目にするかで見え方も大きく変わってくるもの(そのため作っている最中は色々な照明の下で確認するようにしている)なので「見たままそのまま」に写真に残すというのは前提条件が定まらない限り不可能であり、それを追求する行為は終わりがない鬼ごっこのように思われた。

ならば「自分が作ったキットをどう見せたいのか」がプラモデルの写真撮影に於いて大切なのではないか。
そう考えると僕の場合、上の(↑)スマホアプリで加工した写真で十分。
制作の記録として捉えるならば撮影スペースやデジタル一眼を持ち出して撮影するのも何だか仰々しいなと思えてしまう。

その時その時の気分で使い分け、が今の自分の気持ちに一番しっくりくるかなあ。
作っては記録して、というサイクルを繰り返すうちにこの気持ちも変化していくのだろうか。
ひとまず模型製作を始めて8ヶ月が経過した2025年8月時点の記録という事で。