近頃はベースギターをひきまくってオオサンショウウオに心奪われている

近頃は一気に作業(主にベースギターの演奏録音やバンドで挑戦している新曲で使用する新しい音作りの研究等)が立て込むようになり、近年稀にみる高頻度で夜な夜なベースギターを弾いている。
いや如何に会社員の趣味としてのバンド活動であっても『稀にみる』じゃいけないんだろうけれどもさ、普段弾いている以上に弾いているのだ、ベースギターを。
更にはその立て込み具合が結構、楽しい。

僕は普段の活動とか自分の演奏について考えている事等、妻につらつら話す方なのだけれども先日妻が何の気無しに口にした
「結局、エフェクターとかプラモデルとかよりも『バンド活動』が一番好きなんだねえ」
という言葉にハッとした。
(エフェクターとかプラモデルも滅茶苦茶好きだけど)確かにそうかもしれない。音楽を好きか嫌いかと問われると即答しかねる複雑な感情を自分の胸の内に感じるが、その一方でバンド活動は「好きだ」と即答で断言出来る。好きであるが故に立て込めば立て込んでくる程に楽しくなってくる。
夜な夜な作業をし、休日の日中は家族と過ごす。僕は結局、あれも欲しい、これも欲しいと欲張りなのだ。


というわけで13日(土)はご近所に住んでいる娘(長女)のお友達と一緒にアクア・トトぎふへ行った。
最初は豊橋ののんほいパークへ遊びに行こうと計画していたのだが、悪天候のため屋内で楽しめるアクア・トトぎふへ変更。
何度来てもアクア・トトぎふは音響が良い。スロープで下っていくところで流れるアンビエント感を十二分に感じられるシンセサイザーのサウンドが好きだ。薄暗いのも相まってずっとボーッと聴いていられる。
展示も楽しく、中でもオオサンショウウオが格好良くてグッときた。
オオサンショウウオ、何故こんなに心惹かれるのだろうか。
水槽越しにほとんど動かないオオサンショウウオを眺めていると答えがわかった。


この巨体に不釣り合いに小さな目がシン・ゴジラを連想して惹かれるのだと思い至った。
だってこの小さな目!感情の感じられないつぶらな瞳!
格好良過ぎだろ!

娘(長女)とお友達が「おそろいでなにかおみやげかおっかー!」と盛り上がっている横で何か気の利いたお土産はないかと心惹かれるものを探してみたけれども、生憎そこまでグッとくるものもなく。
しかしながらこの日感じたオオサンショウウオへの「格好良い!」という感情は後日思わぬ形で回収される事となる。