母が亡くなってもうすぐ2年が経つ。寂しさが埋まる気配なんて全くないけれども、それでも年月が経過したという事だ。
11月29日、母の三回忌という事で実家へ集った。
実家へは割と定期的に足を運んでいるのだけれども、ここ最近は子ども達の体調不良だったりで少しご無沙汰してしまっていた。
リビングはこの日に備えて綺麗に片付けられており、少し前まで要塞のように鎮座していた水槽一式(父が飼っているトカゲ在住)はこれまで積みプラと工具の山と化していた父の模型部屋に収納されていた。それに伴い工具も随分と片付けられ、積みプラも多少なりとも整理されたようだった。
10時30分頃、お寺さんがいらっしゃってお経をあげて頂く。
娘(次女)が途中でちょっとぐずったりし、そうか、2年前に母が亡くなった時には娘(次女)はまだ生まれてもいなかったもんな等と改めて時間の流れを感じたりもした。
その後、木〇路で会食という事でマイクロバスのお迎えが実家前に来た。凄いな、ある程度人数が多いとこういう事までしてくれるようだ。3回忌法要といえども集まっているのは極々近しい親族ばかりなので、バスの車内も賑やかなものである。
ラーメン好きの兄とラーメン二郎大曽根店の話で盛り上がり、そのまま名古屋のおすすめの二郎系を教えて貰ったり等した。
これから木曽路でコース料理を食べるというのに口の中はすっかりニンニクとアブラに向かってしまっている。困ったものだ。
会食後、実家へ戻ってポツリポツリと解散。
こういう時はそのまま父と兄、義理姉、甥ッ子達と夕食を囲むのが慣例でもあったのでそのまま実家でくつろいだ。
広島の叔母一家が持ってきてくれたお菓子を食べたり、娘(次女)のおしゃぶりを家に忘れてきてしまったので薬局に買いに行ったり、そのついでに実家近くのラジコン店を覗いて少し前よりもプラモデルが充実している事、ガンプラも置き始めた事等を確認したりした。

ゴジラ̠ー1.0のプラモデルがあり、実家へ戻った後に甥ッ子(次男)と「なかなか良いね」とワイワイ言ってるうちに本当に欲しくなってしまい再度足を運んで購入。ぶっちゃけ積みプラめいてきた自宅の一角もあるのだけれども、30%オフになっていたしこういうのもご縁である。母の「孝裕は、またァ」という呆れ声が聞こえてきた気がした。
夕食に出掛ける程に空腹でもなければ作るのも億劫だね、という事になったので近所の安くて旨い中華料理屋をテイクアウトして皆でつつく事にした。お菓子やら何やらをダラダラと食べ続けていたので空腹を感じなかったけれども、炒飯や酢豚を少し食べたら胃袋が刺激されたのか「あ、これ普通に食べられるわ」となった。甥ッ子(次男)がラーメンを作ってくれるというのでご馳走になった。思ってた倍程の量の味噌ラーメン(野菜炒めがしっかりのっていた)が出てきたけれども美味くて完食。
こりゃ太る。
実家に行くとホッとする。
しかしながら母が生前、毎日小まめに掃除していたところが父一人では掃除が行き届かないので、やはり少しずつ汚れが溜まる。
定期的に顔を出して掃除を手伝った方が良いかもしれないなと思った。
と理由をつけて実家に足を運ぶ作戦である。だってやっぱり落ち着くもの。家族大好きだしね。