
2026年1月28日、鈴木実貴子ズのメジャー2ndアルバム『いばら』発売日である。
日付が変わって28日になって数分後、ストリーミングサービスで視聴した。
ベースギターの演奏で参加しているものの、完成した音源を聴くのは実はこの時が初めてで(多分言えば聴かせて貰えたと思うんだけど楽しみにとっておくべきだと思っていた。割とそういうのは後にするタイプである)、寝室のベッドの上、横で寝ている娘(長女、次女)達を起こさないようにスマートホンのスピーカーから相応の小音量であったけれども視聴、大いに感動したのであった。
滅茶苦茶、良い。

公式から発表された曲毎の参加ミュージシャン一覧。
実に、錚々たるミュージシャン達に名を連ねて僕が参加しているのであった。
舟橋は「1.ががが」「2.ゆれる6弦」「3.イッキ」「7.パンダ」「8.止まるな危険」「9.ハックオフ」でエレクトリック・ベースギターを弾いた。9曲中6曲は結構な曲数だと思う。有難い事この上なし。
鈴木実貴子ズの音源ではこれまでも演奏で参加してきたけれども今回は初の全曲自分の部屋で録音。
社宅の寝室収納を改造した1.5畳(ひょっとするとそれにも満たない)の自部屋で、リビングから無理やり引っ張った延長コードを分岐しまくりパソコン、機材に電源を供給するというお世辞にも良いとはいえない、しかしながら自分にとっては一番無理のない環境でコツコツ録音した。
どの曲もいつも通りのコンプ、プリアンプ、EQを通したものをオーディオインターフェースに突っ込んで録音。歪み具合くらいしか曲によって変えていない。エンジニアの山口さん(studio SPLASH)が良い感じにして下さるだろうと全幅の信頼のもと、ほとんど全部同じ音で送った。参加曲6曲、どの曲も僕の出音でありつつそれぞれ曲に良い感じに据えて頂いて感謝しかない。
録音作業は基本的にどの曲も鈴木さんと高橋君の2人がスタジオで録音した演奏データを貰い、それに自部屋でベースギターを重ねて送り返す→修正箇所または「いいよー」が返信されてくる→本番録音という流れで進行した。
一部、ギターがこう弾いているところにこのベースを重ねるのか、それともこっちかみたいなので決めかねるところは鈴木さんの家にベースギターを担いで行き、その場で合わせながらあーでもないこーでもないと色々一緒に考えたりもしたけれども、ほとんどはどんなギターが重なってきても良いように(確か各務君がギターを弾いている曲は同時進行的にギターの演奏データも参照したりしたけれども、それ以外の曲はどんなギターがくるか知らないままベースラインを決めた。それにしても各務君のギターは相変わらず凄く良い。やっぱ凄えな各務君は)『余計な事はしない、兎に角、曲をプッシュするように力強い演奏』を心掛けた。高橋君からも「舟橋さんらしい音で、シンプルめのベースで」とオーダーがあった記憶がある。
2025年の夏の終わりから秋にかけての録音だったと記憶しているが、鈴木実貴子ズに参加する時の演奏に於けるその時現在の最適な在り方は自己認識として持ち合わせていたのでそれに則って演奏した。
僕はベースギターの演奏とかフレーズで曲に色付けする(=したい)タイプの演奏者ではない事の方が多いので、今回の参加曲で唯一ベースラインを色々考えたり練ったりしたのは「7.パンダ」の一部で動いているベースラインくらいだったように思う。鈴木さんには「歌心あるんじゃーん」と気に入って貰えたようで印象深い。
あ、高野君(ゲスバンド)は割と普段からLINEしたりしているので「ベースこんな感じで録ったよ」を個人的に送ったり「ギターこんな感じだよ」を事前に聴かせて貰ったりしていた。高野君のギターは高野君しか弾けない。今回の演奏も高野君そのままでそれが曲に良い感じに華を添えていて実に良い。
それぞれ曲が良い、演奏が良いのは当然としても何て聴き応えのあるアルバムなのか。
多くの方の心をブッ刺しますように!