亀島 アトリエ混沌堂で2月11日に控えている『うちがわのそとがわ on Canvas』のチケット予約特典音源の録音を樫山君宅で行った。樫山君、しっかりDTMに向き合っておられるので「それぞれモノラルで同時演奏、同時録音したいね」というフワッとした要求にもしっかり応えてくれる。
僕みたいに自宅で密やかにベースギターだけ録音(しかも最近パンチイン機能を覚えた)している輩とはわけが違う。
当初こそ「舞台美術の中で演奏という特殊な機会だし、本番当日までの間にも現場で音出しする機会があるのだからそこでの演奏を録音して数曲、特典としてはどうか」という案もあったのだけれども何だかんだで現場での音作りに注力してしまい録音ならず。スタジオに入って当日に向けての鍛錬も本番直前となってしまいそうだったので発想を切り替えて何かしら製作する必要があった。
予約特典に関してはそもそも「無理のない範囲で挑戦したいメンバーが挑戦する」として臨んでいる事で、何だかんだで毎回樫山君と僕とで製作する事が続いているのだけれども(我々が暇なわけでは決してない。忙しくないだけである。いや暇なのかな)今回も樫山君とあーでもないこーでもないと話をした結果「即興で演奏して3曲くらい、録音しようか」とまずは手を動かしてみる事となった。

予約特典製作に関してはいつの間にか「普通にベースギターを弾いたら負け」みたいな気持ちがあったのだけれども、今回は遂にベースギターを担いで出張ってしまった。
とはいえ最近ハマッているelectro-harmonixのFREEZEで無限に延長したベースの音の余韻(サスティン)を加工してドローンサウンドに設えての演奏だったり、旧友から譲り受けたベースシンセサイザーをかけての演奏だったり普段ではなかなかしない/してこなかった演奏だったりNo Input Mixing Boardでの演奏だったりと今回も何だかんだで変化球の演奏形式となった。
樫山君との即興演奏、何だか最近妙に楽しい。
樫山君も昨年の夏に御器所なんやで開催された即興演奏イベントに臨んで以来、ノイズだったり電子音に自身の表現をのせる事に面白さを感じているようだし、実際一緒に演奏していて「うわ凄えなあ」と刺激される。
割とシンプルな機材構成のはずなんだけれども多様な音、アプローチが成立するのは樫山君の思慮深さ故なのだろう。
今回は割と思い付きで臨んだけれども、ちゃんと思索して再構築して臨むのも面白いだろうなとそんな手応えさえ感じるセッションなのであった。
バンドに良い形で還元されれば良い。