EQD Rainbow Machine

いつの間にやら2019年1月ももう半ばを過ぎていた。
おいおい、本当に光陰矢の如しだな。ただ大晦日からお正月の2018年から2019年の変わり目辺りの事を思い出すと結構前の事のような気がするから、今現在を起点として考えるのか過去のある時点での自分を起点として考えるかで時間の長短は伸縮自在なのである、と認識出来る。

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故にこれを買ったのも結構前のように思える。

EQDことEarthQuaker DevicesのRainbow Machineである。個性的な音を好む演奏家達の好まれているこのペダル、「RPGの主人公が魔法を使う時の効果音のような音が出る」と各方面で言われているけれども、成程、然り。
結構雑な説明になっちゃうけどピッチシフトを伴ったショートディレイって感じの音がする。Pitchコントロールは12時でユニティ、つまりピッチシフトを伴わない音。けれどもこのコントロールが結構シビアで、ピッチシフトの幅こそオクターブ上orオクターブ下ではないものの写真の位置、ほぼほぼ12時ですよ、くらいの位置でも結構ピッチシフトの効果としてはわかりやすい。思いっきり振り切れば変わった音も出るけれどもこれくらいのセッティングだと音に深みと広がりが出る感じで僕ぁ好きですねぇ。
僕はその昔Digitechのワーミーのデチューンモードが好きで演奏によっては一曲かけっぱなしにしたりしてきたのだが、これ一台あればあの頃大いに楽しんだデチューンサウンドをより細かく作り込めるような手応えを感じ、現在実験中である。
トーンコントロールで音全体の明るさを決められたりとブッ飛んでる側面が語られがちだけれども、結構生真面目なペダルであると感じている。音自体はゴロゴロと転がり落ちるようなピッチダウンにツバメが飛ぶようなピッチアップと思い切りが良いのだけれども。

正直、もっと飛び道具飛び道具しているかと思っていたのだが試奏してみて意外にも汎用性は高い、と感じた。
中古で良い値段のものはないかと探し求めていたところ、丁度行きつけの中古楽器屋に在庫がある事を知り、妻に頼んで早めのクリスマスプレゼントとしてサンタクロースにお願いした次第である。
思えばこれが、行きつけの中古ペダル屋での最後の買い物になったのであった。

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