僕はエフェクト・ペダルの生み出すサウンドへの可能性、そして好奇心を信奉してやまない。ベース・ギター演奏歴の半分以上をベース演奏の鍛錬と同等にペダルのツマミ一つ一つに向き合って過ごしてきた。ある瞬間に於いては運指、リズム感等の所謂基本的な練習等よりも沢山のエフェクターとスタジオに篭る事に費やしてきた。
膨大な数が存在するエフェクト・ペダル。現状満足のいくサウンドがアウトプット出来ていたとしても、好奇心はとめどなく溢れる。未だ見ぬペダル、そしてそれを扱う事で生まれるサウンド、そこから受ける刺激を夢想するだけで胸が高鳴るのだ。
僕は機材好きではないし、機材オタクという華々しい敬称を以ってして呼ばれるスペシャリストでもない。機材好きが高じて自作に走るわけでもないし、コレクターズ・アイテム的にペダルを買い漁ることは今やほとんど、ない。
僕はただ『エフェクト・ペダルを使うのが好きなベース・ギター奏者』なだけだ。
で、お決まりのインターネットの海へダイヴ。基本的に年中無休で探しているのは目新しいベース・ファズ。今日も今日とて検索キーワードを打ち込んでモニターを見つめていると見知らぬ筐体が。
なんだ、これは。
Fender社がベース専用のファズ・ペダル「Sub-Lime™ Bass Fuzz Pedal」を発売する様子。
まだ国内ではあまり情報が出回っていないようだけれども、ヨーロッパの専門店がレビュー動画をアップしていた。
何がしかのパラメーター(聴いた感じ、歪み具合?ドライブ・コントロールだろうか)を調節する大型のダイヤルが目を引く。そして何が面白いってダイヤル周りが発光、パラメーターの変化に合わせて色を「緑→赤」と変色させる点。見た目で設定がわかりやすいだけでなく、単純に楽しい。
シンプルな外観に反して、ボディ両サイドのインプット/アウトプットジャックの脇にそれぞれ入力レベル/出力レベル調整のツマミがついている様子。ボディ裏にドライブ・トーン、そしてドライブ・フリクエンシー搭載(のようである)。
どうにもヨーロッパ圏の言語であるし、今までエフェクターも直感で触ってきただけだから当エントリーの情報は極めて怪しくはあるけれど(とりあえず動画を閲覧なさってくださいな。そのうち情報も出回ってくるのではないかと)、一つだけ確かなのはまた興味深いペダルが現れたな、という事。
触ってみないと個人的な評価は出来ないのでナンとも言えないけれども、早く触りたいなあ。
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