1/35スケールのマシーネンクリーガーを製作するのは、正直あまり気乗りがしなかった。
同じ1/35スケールのガチャーネン ファイアーボールSGの製作はどうにも満足のいく出来ではなかった、というかどうにかこうにか仕上げたという印象が強い。
一応、製作記録の最後に「また1/35スケールには挑戦したい」というような記述こそあれど、その後1/20スケールにばかり挑戦していた事からも如何に僕が1/35スケールに腰が引けていたか知れようというものだ。
そんな僕なのだが、妻の実家の近くのBO〇K OFFで見かけた1/35スケールのグスタフが妙に気になっていた。発見した時は「このサイズ感かぁ」と手を出さなかったものの、なかなか中古で現物を見かける事のないHasegawa製1/35 グスタフはやはり手に入れておくべきではなかったか、と購入。製作する事にした。
果たして大丈夫なのか、1/35スケール。
事前に先達の製作記録を読み漁り(主に朝の通勤時にバスとか地下鉄の中でこういう座学めいた事はしている)、コックピットの内側にあたる部分は先に塗り潰しておくと良いという記述があったのでランナーから切り離す前に黒系統の塗料で塗っておいた。
1/35スケールのグスタフ、ガチャーネンと違ってスケールの割に結構パーツ数は多い印象だ。勿論1/20スケールのものと比べるとパーツ数は少ないし足なんかも太腿から脛までパーツを貼り合わせれて膝と脛のガードを接着すれば完成するのだけれども、腕とかはポーズを漬けられるようになっている関係で結構パーツ数が多かった。組みづらいなと若干苦戦。
「足の角度をつけたい時はパーツを削った上で接着して角度をつけてね」という初心者お断り感。
そう、作り始めて気が付いたのだけれども1/35スケール グスタフは関節固定キットなのだった。
元より、全てのキットの関節をバッキバキに固定して製作するスタイルなので気にもならなかったけれども、この強気なスタイル、好きだ。「ある程度作ってるからこれ、手にしてるんでしょ」とまではいかないにしてもちょっとは作ってる前提。
1機目は工兵スタイルを選択。
ノイパンツァーファウストを手にしているバージョンを選んだのだけれども、この腕のポージングが難しかった。
説明書には「接着剤を塗って関節が固定する前にポーズをつけてください」的な事が書いてあったけれども、いやはや実はこのキットで一番難しかったのはここかもしれない。
良い感じになった!と思っても関節が「自然にしてたら絶対にこんな腕のひねり方しないぞ」という向きになってしまったりで接着剤が完全に乾ききる前に修正しなければならないタイムアタック発生。
で、どうにか組み上がった。瞬間接着剤の蓋の上に置いてみてもこのサイズ感。
可愛い奴め。