MK44 AMMOKNIGHTSを作る 第5回 水転写デカールを貼る

前回まで
MK44 AMMOKNIGHTSを作る 第1回 組み上げ
MK44 AMMOKNIGHTSを作る 第2回 サフ塗装→フィギュア塗装→塗装
MK44 AMMOKNIGHTSを作る 第3回 上半身パーツの塗装
MK44 AMMOKNIGHTSを作る 第4回 塗装完成

娘(長女、次女)の寝かしつけ中に自らもそのまま寝落ちしてしまう事もしばしばあったのだが、模型製作という『夜中にコソコソと自分一人で向き合う趣味』が出来てからはそういう寝落ちも極端に減った。
日々の疲れがないわけではないのだろうけれども、それでもこういう自分自身に向き合う時間、かつ成果が目に見えて手元に残る営みは精神的にも良い刺激になっているのだろう。
模型製作という行為に取り組み始めて1か月程、この頃ではこの行為から感じる様々な刺激を起点として思索に耽る事も少なくない。どうも、模型を作るという行為と音楽を作り上げていくという行為は全く異なれど、臨む側の精神面に於いては共通する部分もあるような、ないような。
もう少し時間を重ねれば見え方、感じ方も明確になるのだろうか。


この夜は水転写デカールを貼っていく。
これまでただの1度も完成見本通りにデカールを貼った事はなかったのだけれども、今回は色見本を参考に塗装もしたし折角ならば水転写デカールも見本通りにやってみようという気になった。デカール点数にして20点程だっただろうか。
そのほとんどが非常に細かいデカールで、しかもそれらを水に濡らした上でキットの上を「ここに貼りたい」という場所に滑らせて導くのだ。
手元に集中を要する作業である。


デカールを貼りながら膝のアーマー部分を赤く塗装する事を失念していた事に気がついた。
あずき色→赤色と重ね塗りをする。
OK、ちゃんと修正出来たぞ。


デカールを貼ると、それまで割と大雑把にしか塗り分けていなかったMK44も実に精悍な顔つきになるのであった。
水転写デカールは偉大である。
一気に『兵器感』が漂うように感じられたのもこの水転写デカール約20点を貼り終えた時だったかもしれない。


デカールも目標通り全て見本通りに貼る事が出来た。
デカールを貼る事で情報量が増えて格好良さも増した。
デカールの事、舐めてたけど侮り難しである。これからはちゃんとデカールを貼っていこうと思った。
さて、残すところはウェザリング作業である。どのように汚してどのように格好良くキメるのか。
挑戦する前に、つや消しクリアーを全体に吹いてこの夜の作業はここまで。