NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第10回 砂埃の表現を綿に頼る

前回まで
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第1回 一気に組み上げる
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第2回 ちょっとした工作をする
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第3回 補修→S.A.F.S 1/76製作→工作
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第4回 サーフェイサーを筆塗りする
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第5回 オリーブドラブで塗っていく
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第6回 S.A.F.Sにポーズをつける→混合色を塗り重ねる
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第7回 水転写デカールを貼る
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第8回 フィルタリング→S.A.F.S仕上げ→ウェザリング
NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第9回 台座製作(娘との共作)→配置

台座とその配置は大筋完成したものの、このままではどうにも「ただ配置しただけ」感があるし何なら台座のサイズ感を活かしきれていないのではないかという印象もある。
それに折角なら動的な表現も入れてみたい。ナッツロッカーが突っ込んできた時の砂埃感が表現出来はしないか。
先人達が己の経験と知恵をインターネット上に多く放出してくれているので、そこを頼ってみる事に。調べてみると出てくる出てくる。どうも砂埃は染めた綿で表現出来るとの事。成程、スポーツカーの模型をジオラマ風に飾る際や、それこそガンプラでジオラマ的表現をする際にも使われているようである。


というわけで100円均一で綿と、タミヤカラーのスプレーを用意。カップ焼きそばの皿を捨てずに洗浄して、塗装用の皿として使う事にする。
綿を片面濃いブラウン系統のスプレーで染め、裏返して反対側を薄いブラウン系統で染めて砂埃とするそうなのだが、これがなかなかうまく染まらない。他にも絵の具水に綿を浸して染める方法もあるそうなので、再度スプレーで染める方法と絵の具水(持っていないので水で溶いた水性アクリル塗料で代用)で染める方法と同時進行で用意、仕上がりが良い方を使う事にした。
ちなみに100円均一の綿は、中に糸くずとか入っているので敬遠する向きもいるようである。確かに糸くずが結構な頻度で入っていた。取り除けば良いだけなので僕はそのまま使ったけれども。

スプレーで染めた綿と絵の具水で染めた綿が乾く間に、ふと以前簡易的な迷彩塗装で使おうと思って失敗して以来そのまま塗料箱に放り込んだままにしてあるパステルを削って使ってみてはどうかと思い立った。
早速茶こしでパステルを削って綿にふりかけて揉み込んでみる。何という事だろう、一瞬にして綺麗に染め上がった綿が出来上がった。
同時に思いついたので、そのまま情景テクスチャー粘土に振りかけてみる。こちらも良い感じに茶色一色の地面に風合いが出た。
そのまま、綿を地面に固定していく。綿を接着、硬化後に形を整えるのだ。
木工用ボンドを水に溶いたものを台座上の地面(=粘土)に塗布、綿を気持ち多めに置いて接着する。
乾燥するまでここは辛抱、辛抱!