前回まで
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第1回 一気に組み上げる
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第2回 ちょっとした工作をする
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第3回 補修→S.A.F.S 1/76製作→工作
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第4回 サーフェイサーを筆塗りする
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第5回 オリーブドラブで塗っていく
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第6回 S.A.F.Sにポーズをつける→混合色を塗り重ねる
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第7回 水転写デカールを貼る
■NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第8回 フィルタリング→S.A.F.S仕上げ→ウェザリング
台座については散々っぱら頭を悩ませたし、実際に手持ちの木材でどうにか格好良くしようと加工作業までした。
なかなか良い仕上がりになったのだけれども、人間ドックの帰路で名古屋駅のハンズに寄り道して丁度良い感じの木材を見つけたので(ハンズで探す気満々でポシェットに加工した木板を潜ませていたのであった)購入、それを使用する事にした。
加工、作成した台座はいつか使おうと思う。
台座を塗装しようと筆を動かしていると娘(長女)が「やってみたい」と近寄ってきた。
娘は手を動かす事が好きで、100円ショップでスライム等を買い込んでは絵具と混ぜてみたり紙粘土と混ぜてみたり、あとは廃材で色々作ったりもしている工作好きなので、そりゃあ塗装にも興味が湧くのは自然な事である。
筆を預けてやり方を伝えると、おっかなびっくりではあれども筆を動かして楽しそうに塗っている。
そして「これでパパとわたしといっしょにつくったプラモデルだね」と微笑むのである。娘(長女)よ、いつの間にそんなに人の心を奪う事に長けたのだ。パパは失神しそうになったよ。
「パパはこんなにたのしいことをやってるの?だからまいばんやるんだね」。
娘(長女)に、バレた。
さて、塗装が終わった台座にキットを配置し、場所にあたりをつけたら真鍮線を差し込む用の穴を開けて準備完了。
木工用ボンドを塗りたくり、その上に情景テクスチャー粘土を盛りつつ均していく。
一通り盛ったところでキットを配置。ナッツロッカーは「突っ込んできたところ」なので前傾っぽく固定する。
ホバー戦車なのでその辺は垂直を保ったまま突っ込んできそうなものだけれども、あくまでここは見た目上の勢い重視、フィクションの存在のリアルを追求するのではなくフィクションの存在を更にフィクションで成立させようと尽力する事にする。
S.A.F.S目線で見るとこんな感じ。
うん、こんなサイズ感のホバー戦車が迫ってきたら恐怖でしかない。
しかもAI搭載の無人兵器である。
ここで完成!としても良いのだろうけれども、どうにか一工夫出来ないか考え始めてしまっている自分が、居た。