NITTO ナッツロッカー 1/76を作る 第1回 一気に組み上げる

グローサーフントを(主に塗装に於いて)そこそこ大変な思いをしつつ組み上げて「ちょっと次の製作まで間隔を空けようかな」と漠然と考えたり、した。頭を使ったり手を使ったりするのに若干疲弊したし、ハイペースで模型製作に打ち込み過ぎなのではと思ったのだった。
しかしどうにも、駄目だ。
数日もすると手を動かしたくて仕方がなくなる。それならば苦労しなさそうなキットに取り組めば良い。
そんな若干不純な動機ではあれども、AI搭載のホバー戦車 ナッツロッカーに挑戦するのに丁度良いのではと思われた。
ナッツロッカーのキットは2種類存在する。ハセガワ製1/35のものとNITTO製1/76のものだ。
ハセガワ製1/35スケールのナッツロッカーはバカでかい(とはいってもプラモデルなので人の顔面くらい、か)ので「どこに置くんだそんなもん」という気持ちになるのだがNITTO版のものは1/76スケールでサイズ的にも丁度良さそうであるし、部品点数も少ないのでサクサク組み上げる事が出来そうだ。
少し前にネットで購入したマシーネンクリーガーの同人小説にナッツロッカーの開発譚的なエピソードが収録されており、気持ち的にも入れ込んで製作する事が出来そうである。
よし、ナッツロッカーに決めた。
丁度メル〇リで手頃な価格でNITTO版ナッツロッカーが販売されていた。購入!


ほら、部品数もこんなに少ない。
というか本体部分が1つのパーツでデーンと入っているのには驚いた。何と大胆な。
説明書も砲塔部分を作ったらあとはもう合わせるだけ、みたいな大胆さである。
うん、良い良い。グローサーフントの時には細かかったり細い部品に悩まされたので、今はこれくらいで良い。


砲塔部分、作り始めると意外にも細かく部品が分かれている事に気がついたけれども、製作らしい製作の大半はこの砲塔部分なのでじっくりと手を動かす。キットとしては割とファジーな作りなのか、合わせ目というか隙間がバッキバキに出てきそうなのでこの段階でパテがわりの黒い接着剤で埋めてしまう事とする。


エンジン部分の手すり(?)を真鍮線に置き換えようかな、と一瞬思ったけれどもそのままキットの部品で組み上げてしまった。
接着していくと大胆な本体部品の中でメカメカしい部分が出来上がっていって楽しい。


あっという間、という程でもないけれどもこれまで作ったどのキットよりも短時間で組み上がった。
サイズも可愛らしいサイズ。
砲塔部分、別にどちら側が前面とかはないそうなのだけれども何となくサーチライト部分が目のように感じられるのでそちらを前方側として捉えていく事とする。
ホバー式トラックを改造、砲塔を据え付けて兵器としたという設定らしいのだけれども、こんなのが突っ込んできたら結構な恐怖だよな。
この日はここまで。