前回まで
■NITTO S.A.F.Sを作る 第1回 自分と同い年のキットを製作開始
■NITTO S.A.F.Sを作る 第2回 合わせ目の修正→組み上げ→修正
■NITTO S.A.F.Sを作る 第3回 届いたスプリングでちょっとした工作
■NITTO S.A.F.Sを作る 第4回 足の裏に軸を打つ→関節等、固定
■NITTO S.A.F.Sを作る 第5回 鋳造表現→メカサフヘヴィを筆塗り
■NITTO S.A.F.Sを作る 第6回 塗装で遠回り
■NITTO S.A.F.Sを作る 第7回 清水式塗装に挑戦→怪我の功名で良い感じ
■NITTO S.A.F.Sを作る 第8回 塗装を続ける→気持ち良くなる
■NITTO S.A.F.Sを作る 第9回 パーツ毎の塗装を進める
■NITTO S.A.F.Sを作る 第10回 機体微調整→フィギュア塗装開始
■NITTO S.A.F.Sを作る 第11回 続・フィギュア塗装→やり直しを決意
■NITTO S.A.F.Sを作る 第12回 フィギュア塗装やり直し【序】
■NITTO S.A.F.Sを作る 第13回 フィギュア塗装やり直し【破】
■NITTO S.A.F.Sを作る 第14回 フィギュア塗装【急】→フィルタリング
■NITTO S.A.F.Sを作る 第15回 台座加工→工作等→台座固定
これまでの流れでいえば前回の工程で完成となっていたところであったのだけれども、今回は台座に固定した際にS.A.F.S機体とパイロットの右手の接地面を接着剤で固定、その際に少し接着剤が多めについてしまったので乾いた後にそこを修正したかった。
まあ上からウェザリング用の塗料をちょちょいと塗って乾いたところでつや消しクリアを吹けば簡単に終わるだろう、と楽観視していたのだけれども予想外の大惨事が起こったのであった。
Mr.ウェザリングカラーを接着剤の乾燥跡に塗り重ね、適度に誤魔化してつや消しクリアを吹く際に、手元が狂って思った以上に至近距離で相応以上の時間クリアを吹いてしまった結果、思いっきり白化しそうな厚塗りになってしまったのであった。
奇声を上げて己の失敗を悔い、綿棒で吹き過ぎたつや消しクリアを拭きとろうとしたものの修正出来るはずもなく、変なムラになってしまったのであった。
で、それを誤魔化そうと乾いた後にMr.ウェザリングカラーを塗ったところ、却って悪目立ちするようになってしまったのだった。
写真を見ても明らかにパイロットの右手周辺、機体の左側半身が汚れが濃くなっているのがわかるだろう。
開き直って「左半身は丁度影のようになるので濃くて良いのだ」と自分の中で決定、どうせなら全体的に色濃くしたのがこの写真である。ううむ、だとしてもちょっとやり過ぎなのではないか。
どうにも不自然なような気がする。
修正するにしても少し時間をおいてもう一度新鮮な目でチェックした方が良いだろうと思われた。
渦中にいて、その物事を特に注視している時よりも一歩引いて冷静な目線で見た方が正常な判断を下せる事は、特に僕のような気質の人間には少なくないはずであった。
数日後にまたチェックして、気になるようであれば修正。気にならなければこれで完成としようと心に決めたのであった。