OIAUENでのレコーディングセッションについて。

はいこんにちは。
週末も終わろうとしておりますがこの二日間はわりかし結構しっかりと演奏をしたのでそれについての記録をまとめておく。
まず一日目編。

土曜日は自縛ポエトリーういちゃんの呼びかけで集まったメンバーにてレコーディング。僕はベースギターを弾いた。
首謀者ういちゃん、ギターにはしょーや(少年)君、ノイズにS.キタダ君、そして僕。エンジニアは金森君(MoNoSiRo/白線の内側)。
僕以外の演奏陣は前日20時頃からスタジオ入りし、24時間を共にしていた。
ういちゃんの発案で「何度も練習をするのではなく24時間一緒に過ごして感性が空気で伝え合う事が出来るレベルで同じになるようにしたい」との事でこのような前代未聞のスタジオプランが組まれた次第である。いや、凄え事言うな、と思いましたよあたしゃあ。
しかし残念ながら舟橋24時間は参加出来ず。スタジオ入りしてから19時間が経過した土曜(つまりレコーディング当日)15時にスタジオ入りを果たした。どんな様子になってるんだ皆、と心配していたものの意外や意外、皆元気。即興の要素を残したまま何度かセッションをし、あとは結構ゆっくり過ごしていたそうなんですね。「イベント・ホライゾンの中みたいになってたらどうしよう...」という舟橋の心配は杞憂に終わったのだった。

遅れて行ったからには良い演奏をせねばならぬ。約20時間分の遅れを数分で取り返さねばならんのだ、そりゃあ気張るってもんですよ。幸いにして特に大問題もなくレコーディング突入。
やはりいざレコーディングとなると機材のシステム的なところで練習時には想定されていなかったエラーが起きるもんだからそれを潰しては試して、また問題を見つけては潰してってのをやって結局環境が整った一発目でOKテイク。
ういちゃん自身の表情を見ていたのだけれども演奏中に何度かニヤリとしていたのでこちらも思わずニヤリとした。
これ以上やると惰性になるし、一瞬一瞬の緊張感みたいな部分が削がれていく、みたいな瞬間がレコーディングには存在する。必ず存在する。今回のメンバー全員でその瞬間を捕まえた結果、良いテイクが録れたのではないかとプレイバックを聴きながら思った。

それにしても今回のメンバー良いよ。
しょーや(少年)君のギターって今回のセッションではベース的というかそういう「空気の移り変わり」的な部分を担っていてそのフレーズがまた良い。あと音色も凄く好き。
キタダ君のノイズ演奏はリード的であり弾幕を張るようで、絵の具で色を塗るようなナイスな演奏。
僕はベースにファズとオクターブファズをかけてブイブイ弾いたりギャーギャーやったり、バッコンバコン弾いたりした。
それらをまとめあげるのがういちゃんであり「この人とこの人とこの人を集めたらこうなる」みたいなのも多分結局あの人の思惑通りで、その手腕もさる事ながら演奏中の「ここぞ」感が大変グッときた。
良いメンバー。
(と書いてたら連絡が来てこの4人での名義がたった今決まりました。『OIAUEN』と書いて『おいあうえん』と読むそうな。格好良いじゃあねえか)

レコーディングした作品が世に出る際はまたここに書こうと思っています。
ういちゃん声かけてくれて有難う!

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キタダ君のノイズ専用ギター。
まな板にギターのネックが取り付けてあってホームセンターで売ってるようなゴツいボルトで弾く。
ボルトをピックにした際の表現力の高さたるや。ちょっと触らせて貰ったのだけど滅茶苦茶面白かった。いつか僕も真似して作ろうと思う。興奮し過ぎて指が映り込んでいますね。

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同じくキタダ君のエフェクター群。
左上の方のメタルゾーンには大友良英さんのサインが!いいないいな!!

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