SBV-500のトーン・コントロール周りをシッカリする。

ギャンギャンやかましいギター、そしてジャンジャン打ち鳴らされるシンバル類に負けないため、そして僕自身の嗜好のため、全力でベースに右手を叩きつけた際にはアタックと高域が強調された音が出るような音作りをしてきた。時には「ベースとは思えない」とか「ギターよりもきつい高域」とか言われてきたけれども、アンサンブルの中では問題なく馴染んでいる、と思う。思いたい。

YAMAHA SBVはそういった意味で実にコントロールしやすい楽器で、そこが他の楽器にはない魅力だと僕は思っているのだけれども、逆に色々と問題もあってしっとりとした曲やメロディアスな曲、静かな曲の際はそのアタックや高域が耳につく。例えばピック、指が弦をヒットする「ブリッ」とした音、他には指が弦をスライドする瞬間の「キュッ」というスライド・ノイズだ。僕もいつまでも子供ではないのでそういった場合にはフレキシブルに対応する必要があり、手元の調節プラスアルファで試みてきたのがトーン・コントロールによる高域の調整である。

YAMAHA SBVという楽器は一音一音のアタックがしっかりしているので、例えば極端な話トーンを絞りきってしまっても「使える音」になる。実際今まで幾度かそういった音で演奏してきた瞬間もあって、それはそれでオツな音になるので重宝している。で、効きがわかりやすい楽器でもあるのでトーン・コントロールを積極的にいじるようにしているのだけれどもJONNYのワンマンに向けて色々な曲を演奏していると、トーン・コントロールについつい手が伸びるようになった。

ただSBVシリーズのノブというのは今どれだけボリュームが出ているのか/トーンが開いているのかわかりづらい見た目になっておりあまり実用的ではない。なのでボリュームは兎も角(ライブ中はフルにしている事がほとんどなので)トーン・コントロールはどうにかせにゃあとサーフグリーンのSBV-550には所謂『チキンヘッド』型のノブをつけるようにしていた。

この類のノブは楽器メーカーから買うと数千円するけれども、電子部品屋で買えば150円程度で買えてしまう。

それだけの出費でトーン・コントロールに対するストレスが軽減されるなら、とJONNYで使っているSBV-500にもノブをつける事にした。早起きして大須の電気街へくり出す。

で買ってきたのがこれ。

続・我が逃走

チキンヘッドのノブと、目盛り板。

目盛り板は偶然見かけて見た目が気に入ってしまい「つけてみるか」と購入。写真のものよりもう一回り大きなサイズのノブ、目盛り板も買ってきたのだけれどもちょっと大き過ぎたようなので今回はこれで対応する。

続・我が逃走

つけてみました。

両面テープを貼り付けた目盛り板をピックガードに固定、その上からナットで締め込むとガッチリ固定された。

見た目にもわかりやすいし、これ可愛くていいぞ。

トーンを絞ってやると、ガッキガキでブッリブリの音が少し大人っぽくなる。普段は歪んでる、と言われる音も歪んで聴こえなくなるから面白いね。

「俺だって大人の音、出せるんだぜ」ってフリをする時にトーン・コントロールは有効であるなあ。

コメント

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    なんか旧型一眼レフカメラとか顕微鏡のメモリのようなアンティークな感じだね☆

    可愛い♪

  2. 舟橋孝裕 より:

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    >ピコ・ピコリンさん
    そう、まさしくそういったテイストを狙ったのであります!
    有難うございます!