SEAPUS2013一日目

さあ、少し前に書いていた「先週と今週の比較日記」(これとかこれとか)も含めるとようやく5月上旬の記録まで書いたぞ!早く現実に追いつけ追い越せ。

5月4日(土)
愛知県常滑市にて3~6日で行われた野外フェス「SEAPUS2013」に出演するため会場入り。
今年は孤独部、ワッペリン、パイプカツトマミヰズ、そして深夜の舟橋企画にて出演。SEAPUS2013二日目となった4日早朝から孤独部作品のために行動開始。
早朝4時より初めての、そしてたった一回の演奏陣でのスタジオ入り。役者陣は膨大な人数になるために曲の構成及びサイズの確認という事で作/演出の孤独部主催かしやま君と舟橋、鈴木君(studio penne)、長谷川君(ワッペリン)での4人のスタジオ練習。
一度きりの練習、しかも当日であるのでスタジオ前に鈴木君がweb上にアップロードしてくれた音源をベースギター片手に聴きながら構成を紙に書き出しておいた。
その甲斐あってかスタジオで作業に詰まる事もなく、比較的すんなりと今回の作品を彩る音楽はまとまった。
それにしても人材配置をかしやま君から任された時に、鈴木君と長谷川君に声をかけて良かった。先頃孤独部で行った「たのしい平日WS」にて2人が演劇と音楽を含む総合芸術に対してバンドマン、演奏家としての見地から積極的に関わってくれる事はわかっていたし、演奏技量も個性も僕が言うまでもない程に申し分ない。僕がストレスなく演奏に集中出来たのって結局、当日に至るまでの二人との円滑なやりとりと一緒に演奏しているこちらに与えてくれるワクワク感だったと思うのだ。
さて、早朝2時間のスタジオ練習でヘロヘロになりながらもかしやま君宅にて仮眠していた待機組と合流、常滑はりんくうビーチに向かう。車に乗って数分後、意識消失。
気がつくとそこはりんくうビーチ、SEAPUS2013会場だった。

会場周辺を歩いて回ったり(2つのステージ間のビーチでは普通に行楽をしている若者や家族連れ。何だか凄く、不思議なシチュエーションではあった笑)、ちらほらと会場に散見する友人知人と話したりして時間を過ごす。
総勢20名近くになった役者が会場入りして、ステージ裏で簡単な稽古をする。そうこうしているうちにi GOの演奏が始まったので燦々と輝く太陽の下、i GOの演奏を楽しむ。この日は茜谷さんは新しいギターを導入されて(意外にもフェンダージャガー!)上機嫌だったし、全体的にキレッキレで本当に格好良かった。サポートベーシストのしょうへいさん(TWO FOUR)は外人のような風格。
全力で楽しみ、楽しませるバンドマン達に完全にやる気を煽られて、燃えたぎる思いでステージにあがった。
さあ、20名以上で作り上げる芸術の時間だ。


製作部隊、及びお手伝い数名の努力の結晶「こどくくん」と仮名されたマスコットを頭に被った役者20名がステージ前の広いスペースのあちこちに登場、演奏と同時に動き出す様はステージ上から見ていても爽快だった。
そう、今回かしやま君が計画していたのはステージ上のみならず会場全体で繰り広げられる音楽とリンクした肉体を使ったパフォーマンス。かしやま君のイメージと演出を受け取った鈴木君がそれにそぐう曲を制作、それぞれがきちんと成立した上でトータルで一つの作品を作り上げるという構図。
それにしても「こどくくん」、演奏陣も被ったのだけれどもあれは暑かった。段ボールで作った箱にカラーテープで着色を施された「こどくくん」は全面がメッシュ素材で呼吸や視界の確保には難ないものの、やはり熱が篭る。炎天下の野外では特にそう。だけれどもそれさえも面白かった。
作品終盤で外した際の開放感も良かった。
終盤はステージに一人残ったベースギターを演奏する僕と、ステージに向かって叫びながら突進するかしやま君。何だろうね、あれは胸にくるシチュエーションだった。

過去最高の人数(と思われる)、そして過去最高に音の分離が良いノムラセントラルステーションのライブを楽しみ、ケータリングのカレーを食べ(トマトベースでとても美味しく、出演者の間でも好評だった)、アルコール飲料を嗜み、ライブを堪能した。
何だかんだで疲れが出てへばってしまった瞬間はあるにはあったけれども、それでも十二分に楽しんだと言って良い。

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へばってしまった私(鈴木君撮影)。

中途で会場を抜け出して演奏部隊+風神ちゃん(ワッペリン)で行った温泉の気持ち良さったらなかった。温泉に浸かりながら反省会もして、何だろう、ものを作るって事に対するモチベーションも上がった。

最後の出演者が終わり、十分な時間を空けてから数名で作戦行動開始。
深夜に行われる舟橋企画、SEAPUS2013会場全域を使った鬼ごっこ、その名も「舟橋孝裕のキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の準備である。
鬼ごっことはいうものの、当初の予定ではりんくうビーチに深い穴を堀りその中にビニールシートにくるまって埋まる予定で、しっかりと空気とり用のホースまで購入してきた僕。しかしいざ埋まってみると真っ暗の中、体の自由が効かないっていう状態は恐怖以外の何物でもなく、パニック状態に陥りすぐさま掘り起こして貰う。
最終的に浅めの穴に埋まって開始時間を迎えたものの、開始20分で一般公募で集まった参加者に見つかり、逃亡を図るものの確保され、舟橋企画は僅か20分で終了となった。
このひよっこが!!!!

あからさまに不完全燃焼な色を隠せない参加者に罪悪感を感じて、急遽ワッペリン3名+九鬼君が鬼で参加者を捕まえていく制限時間1時間の鬼ごっこを開始、深夜のりんくうビーチを走り回った。
しっかし広いのね、SEAPUS2013会場。結局7名を残して制限時間終了、これは悔しかった。
「無念無念」とワッペリン3名で車に戻り、テントを張って僕はその中で就寝。
翌日の筋肉痛を心配しながら、SEAPUS2013参加一日目は幕を閉じた。

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