TAMIYA 1/48MMシリーズ Pkw.K1キューベルワーゲン82型を組む 第1回 組み立て→サフ

娘(次女、11ヶ月)が発熱した。
土曜は娘(長女)の習い事で朝から家族全員で動く日なので、習い事行脚の送迎は妻が担当、僕は娘(次女)の看護を請け負う事になった。
幸い食欲はあるようなのでミルク→離乳食→ミルク→離乳食→ミルク→離乳食→ミルクというサイクルはそのままに、適時飲み薬を飲ませてあげるのと定期的な検温をするようにして、あとはほとんど付き添いのようなものである。容態が激変する心配もなさそうではあったけれども、それでもしんどいはしんどいようで薬を飲むとそのままごろりとして眠ってしまう。
一緒に昼寝したいところではあるけれどもその間に家事を済ませてしまおう。
それも終えれば、さて、ではこの隙間時間を使って模型製作をしようではないか。

少し前に父から手をつけかけのキットを幾つか貰ったのだった。
所謂AFVモデル(装甲車両とか戦車とかそういうプラモデルである)ばかりだったのだけれども、人生で初めてのAFVモデルとなるとやはり僕もかまえてしまう。きっとマシーネンクリーガーのキットとは勝手も違うだろう。作ってみたい気持ちはあるのだが、色々勉強してからの方が良いのだろうか?
いや、しかしプラモは自由なはずだ。何より手を動かしたいという衝動が強い。


貰ったキットの中で一番ハードルが少なそうなこれを作る事にした。
TAMIYA 1/48MM(ミリタリーミニチュア)シリーズ Pkw.K1 キューベルワーゲン82型である。
TAMIYAのミリタリーミニチュアシリーズの何とこれは第一弾。2003年に発売されたキットとの事。
1/48というと結構小ぶりなんじゃないだろうか、というのはこれ系のキットを初めて触る僕でも何となく理解出来た。
調べてみると割とこれは戦闘機とかと並べるの前提というか、そういう用途で使おうねというキットのようである。


ランナーの状態を見ていくとほとんど手つかずだったが、どうやらフィギュアのパーツが幾つか切り離されており無くなっている。
さては父、フィギュアだけ他の製作に流用したのだな。幸い、車両側のパーツはデカール含め全て完璧に残っているようなので製作に困る事はなさそうであった。


割と硬派、というか素っ気ないともいえる程シンプルな説明書を見ながら組み立てていくのだが、タミヤのプラモデルはそういえば手を出すのは初めてではないだろうか。
凄いね、タミヤ。流石日本が世界に誇るタミヤだ。小さいパーツが多いけれども、それらを組み合わせていくと極小の緻密な車両が出来上がっていく。しかもそれぞれのパーツを組み合わせた時もジャストフィット。接着剤こそ使用するけれども「この辺かな?」みたいな瞬間は一切なく気持ち良く組んでいく事が出来る。


1時間もかからずにここまで組み上がってしまうんだから、やはり凄い。
舟橋は静かに感動したものである。これが、これがタミヤなんだ。世界に誇るタミヤ、凄い、凄いぞタミヤ。
先日株式会社タミヤの田宮俊作会長が亡くなられたけれども、このタイミングでタミヤの模型に触れたのも何かのご縁であろう。
一気にタミヤ製品に気持ちがグッと寄ったのを実感した。


細かい部品は幾つかまだつけていないけれども、ざっくり組み上がった。
流石1/48、このサイズ感なのである。滅茶苦茶小さいよ。
この極小サイズのキットでこの緻密さを出してくるのはメーカーのプライドというか気概というか、感じちゃうなあ。
ユーザーフレンドリーな組み心地といい、感動の連続なのであった。


メカサフヘヴィを筆塗りして、この日はここまで。
いや、それにしても凄い。

ちなみに娘(次女)の熱は程なくして下がった。
一安心。