BIAS BS-1についての備忘録を書く時についうっかりポロッと「機材棚に眠っている全ての機材の備忘録を書くまで新しい機材は買わない」とか書いてしまったものだから、自分でアウトプットしたその言葉に追い立てられるような気持ちになってしまった。
果たしてこの僕が(最近でこそ模型製作に夢中になっているものの)新しいエフェクト・ペダルを求める事をどれだけ我慢出来るのかと思ってはいるが、まあいずれにしても記録を書きつける事は悪い事ではないからして。
Tony Smithのディストーションペダル DS-60である。
中国製の安メーカーであるTony Smithだが、このDS-60、多分人から譲って貰ったんだろうなあ。
そういうのが機材棚には沢山眠っている。販売当時は2~3000円だったそうである。
そんな安価とは思えない堅牢さ、筐体の重さである。これでブン殴ったら立派に事件になってしまいそうな重さなのだ。
なんでも回路的にはBOSS DS-1のコピー品だそうで、コントロールもDS-1と同じくLEVEL(音量)にTONE(トーン)にDIST(歪み具合)である。
エレクトリック・ベースギターで使うにはTONEを左に回しきり、DISTは歪むか歪まないかくらいの歪み具合(ちょっとよくわからない事書いてるな)が丁度良い。低域についてだがローエンドを喪っている感じこそしないものの、目立つ帯域がバイパス時よりちょっと高い方に移る感じがするもんだからそこをどう受け取るか、である。良い意味で派手な音になるし悪い意味では低域が薄くなったように感じる事もあるかもしれない。僕はこれでグイグイ弾いてたら格好良いな、と思う。
ちなみにTONEを右側にフルアップすると「これこそ低域がなくなったって事だ!」と言いたくなるような音。
ただ1点、個人的に非常に使いにくいのがオン時に一瞬音切れを起こす事。
こればっかりはなァ、使いづらいよなァ。