wave製A.F.S Mk.Ⅰを作る 第4回 パイロットに墨入れ→デカールを貼る

前回まで
wave製A.F.S Mk.Ⅰを作る 第1回 ザッとでも組み上げる
wave製A.F.S Mk.Ⅰを作る 第2回 鋳造表現を施す→塗装する
wave製A.F.S Mk.Ⅰを作る 第3回 硬化したパテを塗装する

8月16日。
義父方の実家である伊勢志摩に帰省していた妻と娘(長女と次女)達も無事に帰って来、家族一緒の生活が戻って来た。
やっぱり家族一緒が一番良いよ。
娘(次女)がちょっと体調を崩し気味だったので家でゆっくり過ごす日とした。
僕は隙を見てリビングの机上で模型製作。
水性アクリル塗料(ほとんど無臭)を塗装のメインツールにしているからこそ、出来る事である。


パイロット(って表現で良いのかなあパワードスーツみてえなもんだしなあ)の頭は女性をチョイス。
女性なのに汚して申し訳ない、墨入れ代わりにMr.ウェザリングカラーでザッと汚してザッとティッシュで拭き取る。
目の部分、塗れば良かったかなと思いつつ最終的にはきっとパイロットの顔も見えなくなるような作り方を(僕は)するだろうし、まあ今回はこれで良いかというところに気持ちが着地。


機体を汚す前にデカールを貼っていく。
この56にAが重ねてあるデカール、最近のキットでこそ傭兵軍はアルファベット、シュトラール軍は数字で機体にナンバリングしてあるのに対してA.F.S誕生当時はまだその辺の設定がキチンとしていなかったがため数字でナンバリングしてあった事を踏まえてこのデザインらしい。そうと知ったら使わずにはいられない。


デカールを貼るのは未だに苦手というか、手元がフルフルしてしまう。
もっとスマートに貼れるようになると良いのだが。
とはいえデカールを貼る工程自体は結構好きだ。
情報量が増えると同時にサイズ感も明確になってきて「ああ、俺はこれくらいのサイズのこういうものを作っているんだな」という実感が湧いてくる瞬間。


機体の頭部、というかヘルメット部分もようやく前面のクリアパーツを接着。
クリアパーツが真っ白にならない接着剤を購入してからこの作業は必要以上に神経質にならずに済んでいる。
有難い限りだ。


こうして真正面からまじまじと見ると、ちゃんと人間の等身を意識して「中に人が入っている」事が感じられるようにデザインされている事が理解出来る。
肩の関節をもう少しボディの内側に入り込むように改造しているモデラー先輩もいらっしゃるようなのだけれども、何ならこのままでも十分、違和感は全くないなと思える。


この冷蔵庫を着込んでバカでかいエンジンを背負ったような垢抜け無さがたまらなく格好良い。
正直、A.F.Sについては今回のように妻がお土産で買ってきてくれなかったら製作はもう少し先になっていたかもな、というくらいデザインでそそられるものはなかったのだが、実際に目の当たりにすると格好良くてたまらない。
素晴らしいデザインだと思う。


家から一歩も出ないのもな、という事で普段行かない新瑞橋のイオンモールに皆で出掛けた。
百円均一に立ち寄ったところ、少し前にプラモデルのレビューブログで見かけた『戦闘フィギュア』が売っていたので思わず購入。300円くらいするかと思ったら何と100円。
これ、滅茶苦茶動く!と話題になっているようである。
夕食にしゃぶしゃぶ(野菜中心、肉は嗜む程度にした)を堪能して帰宅。
肉は苦手、専ら魚派な娘(長女)が割と肉を食べるようになっていて嬉しかった。成長を感じる瞬間。