wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第6回 完全に組み上げ→鋳造表現

前回まで
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第1回 1ヶ月半の休止→模型製作再開
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第2回 顔塗装(少し細かく)→パテ盛
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第3回 下半身を固定する
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第4回 関節等を塗装
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第5回 腰アーマーを接着→黒で塗り潰し

前回の模型製作から随分と間隔が空いてしまった。
いけないいけない、時間ばかりが過ぎていくぞ。
インフルエンザワクチンの副反応も随分と収まったので、手すき時間に模型製作。


A.F.S Mk.Ⅱのヘルメット(という表現で良いのか)と肩アーマーをつけてみる。
一気に完成形のイメージが湧いてモチベーションが上がった。とはいってももうすぐ塗装作業である。
腰を据えて臨む作業がもうすぐそこに。


ヘルメットの内側を黒く塗っておく。
今回はフィギュアの顔も見えるように仕上げようと思っているので、即ちヘルメットの内側が見えても良いように仕上げる必要がある。少しでもパイロットの顔が明瞭に見えるようになれば良いな、と思いつつ黒く塗っていく。
しかしA.F.Sの場合パイロットという表現で良いのだろうか。滅茶苦茶パワードスーツっぽいけれども。
兵士の顔、とかそういう表現の方が適切な気がしないでもない。


肩アーマーの内側も塗っておく。
写り込んでいる瓶は本来なら調色した塗料等を入れておく用なのだろうけれども、僕は水を入れて筆洗いにしている。
毎回水を入れ換えるわけではないので真っ黒だけども、まあ用は足りる。水性アクリル塗料なので塗料の伸びをよくするためにわざわざ溶剤を使わずとも水で事足りるのではないか、と使い始めてからずっとこのスタイルである。
リビングで最小限のスペースで、かつ家族に迷惑をかけないように作業するために簡略化出来る部分はどんどん簡略化が進んでいる。


パイロットのフィギュア(といっても頭部だけだが)を仕込んだところ。
簡略化の話で続けるならば、そういえば今回はサーフェイサーも使わなかった。
メカサフヘヴィを筆塗りする事が多かったけれども、塗料の食いつきはサフを筆塗りせずともそこまで悪いと思った事がないし、合わせ目消しが成功しているか確認するためのサーフェイサー(捨てサフ、というらしい)は何だかそこまで神経質にならずとも、みたいな気持ちになっている。少なくとも今回の製作では合わせ目消しを相応にやったので後はどうにかなるだろ、というオラオラな姿勢になっていた。
この後の鋳造表現に於いて、合わせ目が目立ちそうな箇所はパテを指でグリグリ塗って塗り潰してしまう事が明らかだったのも強気になれた一因かもしれなかった。


フィギュアを仕込んだ上でヘルメット、肩アーマーを接着。
ヘルメットはクリアパーツを接着するかどうか迷ったけれども、今回はよりはっきりとパイロット氏の顔が見えるようにクリアパーツを省略する事にした。
諸先輩も結構、そういう風に作っているようである。
先人達に倣おうではないか。
使い捨てのビニール手袋を右手につけて、パテを指先でグリグリ塗りつけた。鋳造表現は一見地味なようだけれども仕上がりで差が出るのは過去に経験済みである。何より、指先にパテをつけてキットになすりつけるのはいけない事をしているようで非常に楽しい。


楽しくなってやり過ぎたかもしれないなと思いつつ、結局気にいらなかったらやすりがけして削れば良いしなとこのまま作業を進める事とする。
この日の作業はここまで。
次はいよいよ塗装である。