wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第9回 ガンガン汚す→台座製作→固定

前回まで
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第1回 1ヶ月半の休止→模型製作再開
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第2回 顔塗装(少し細かく)→パテ盛
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第3回 下半身を固定する
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第4回 関節等を塗装
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第5回 腰アーマーを接着→黒で塗り潰し
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第6回 完全に組み上げ→鋳造表現
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第7回 機体本体の塗装開始
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第7回 塗装仕上げ
wave製A.F.S Mk.Ⅱを作る 第8回 デカールを貼る

デカールを貼ってつや消しクリアをスプレーして、きっと何日か乾燥のために放置してそれからウェザリング作業に入っていった方が良いのだろうけれども、この段階になると早く汚したくなってしまってつい気が急いて、そして折角貼り付けたデカールを一部駄目にしてしまうというのがこれまでの歩みである。
反省すれば良いのに今回もついつい楽しくなって24時間と乾燥させずに汚し作業に着手してしまった。


今回改めてウェザリングについてちょっと調べてから手を動かしてみたのだけれども、これまで僕が『フィルタリング』だと思って行っていた作業がどうやら厳密には『ウォッシング』であるらしい事が判明した。
Mr.ウェザリングカラーの茶色を墨入れも兼ねてキット全体に塗っては一部を残して拭き取って、という作業を繰り返していくと全体的に色合いが落ち着いてくる。
この「塗料を塗ってすぐ拭いて」がウォッシング=洗う作業らしいのだね。
フィルタリングと墨入れ等を兼ねて行う=ウォッシングという事なのか。
まあ技法名だなんてここで備忘録代わりに書く程度で人様に説明してどうこう、というわけじゃなし、細かい事ァいいんだよ、格好良く仕上がれば良いんだよという精神ではあるのだが。
Mr.ウェザリングカラーをバシャッと筆で塗ってはティッシュや綿棒で拭き取るという行為が楽しい。
しかしながら失敗も少々。
デカールに直接塗りつけないように気をつけていたものの、やはり一部デカールが欠けてしまったのだった。


背中の機関部より垂れた油というか汚れが赤錆になっている様を表現したく、これまたMr.ウェザリングカラーを今度は筆で塗っていく。薄く塗っているので拭き取る事はしない。
「重力を意識して、塗って乾燥させて」だけで良い感じになるのは流石Mr.ウェザリングカラー。


肩アーマーだったり腰アーマーだったり可動部はきっと汚れが溜まっては流れ落ちて錆びていくだろうと想像して汚していく。
頭の中で思い描いた事を元に、実際にキット上で表現していくのが楽しい。


足元は砂で汚れるだろうから、Mr.ウェザリングカラーの砂色で汚し塗装。
あーでもないこーでもないと汚し塗装を重ねていくうちに、鋳造表現で出来た凸凹に汚れがのったりして情報量が増え、塗装した時よりも風合いが複雑になっているのも楽しい。


機体がぶつかったり錆びたりして塗装が剥げてしまった様を表現=チッピングを行う。
前回の製作から導入したリアルタッチマーカーを用いてアーマーのエッジ部分をチョンチョンやって塗装剥がれを表現。
ブラウン系をチョンチョン→ぼかしで周囲をぼかす→中心部分に黒系でチョンチョンという流れ。
リアルタッチマーカーでチッピングを行うのはスポンジで行うのに比べて制御しやすくて良い。
ただ、ペン先で狙った通りにチョンチョン出来てしまうので作為的な感じが出てしまうなとも思った。
下手くそ故の我儘、か。


台座を準備する。
今回は100円均一で購入した木片(確か全く違う用途の受け皿か何かだった気がする)に情景テクスチャー粘土を盛って作っていく。
情景テクスチャー粘土、今回の使用で使い切った。
思えばこの時買ってから今回まで使っているので一度買えば結構もつんだな。


台座にキットを固定。
脚の裏に真鍮線で軸を取り付けずとも、瞬間接着剤でしっかり固定出来そうだったので今回は省略。
この日はここまで。