ベースギターに繋ぐファズペダルに於けるボリュームコントロールの重要性を認識した話

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時折、機材棚からペダルを引っ張り出しては鳴らすようにしており、そういう時っていうのはほとんど使わなくなったりしたペダルを「あーでもない、こーでもない」とやるのが好きなのだが。
昨夜は購入してしばらくは弄繰り回していたけれどももっと良いペダルは他にもあるだろう、とお蔵入りしたコイツを引っ張り出してみた。

相変わらず鳴らすと良い感じにならない。ブッシャー!!っていうのを期待してたんだよな。
このIron EtherのOxideというベースファズ、国内ショップでの売り文句は「ベースブラスマスターにインスパイアされた」とか言ってる割に全然エグくない。
と思っていた。昨夜までは。

ギタリストの中にはファズをカマした際にギター本体のボリュームコントロールをこまめに触る向きもいらっしゃる。クリーンからクランチ、ファズサウンドを手元でボリュームによって行き来するためだ。
ベースでもやってみるか、とボリュームを少し絞ったところ、それまでくぐもっていて全然気持ち良くなかったファズサウンドが一気に突き抜けるようなサウンドに豹変した。
思わず「おおっ!」と声をあげる程に、それは明瞭な変化だった。まるで別のペダルに化けたよう。それから各コントロールを触ると、如何にこれが良いペダルかわかった。僕はベースブラスマスターを試した事はないけれど、強烈でいてそれでいてタイトな低域のこのペダルがYESのアルバムやカルメン・マキ&OZのアルバムで聴けるサウンドキャラクターとどこか同じテイストがあるのは何となく感じた。とても良いぺダル。
…今まで、入力信号が大き過ぎたのだね。

8割にボリュームを絞り、アンプ側のマスターボリュームで音量を整えてやる。
しばらくファズをオンにしたりオフにしたりしながらベースギターを弾き倒し、これならストレスなく演奏を楽しめそうだと確信する。
ベースギターとして、ギターとして自分の楽器を捉えていたにも関わらず今までそういう発想がなかった事が滑稽である。こうなると、他のお蔵入りしたファズペダルも候補として浮上してくる。こりゃあ夜な夜な繋いでは試し、っていうのが続きそうだ。

とりあえず今日のライブでOxideファズ、実戦投入しようと思う。
ちょっとばかし、ベースギターのボリュームを絞って。

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