ベースギターの主にボリューム周りを改造した話。

有難い事に、月に一度は平日に何の予定もない休みがある。
大体毎月時間を持て余して自宅で作業したりダラダラ過ごしたり、夕方には銭湯に行ったりするのだが今月はアクティヴに過ごしたので備忘録代わりに書いておく。

岐阜のイカした楽器工房 LOVELESSの岡田さんが様々なコンデンサーを組み合わせ、非常に具合の良いハイパスフィルター&スムーステーパーを開発されたと聞いてどうしても自分の楽器にも載せたくなって工房を訪ねた。

随分とご無沙汰してしまったけれども暖かく迎え入れて下さった岡田さん、今回の機構をベースギターに搭載するのは初めてという事で僕の楽器に合うコンデンサーはどれか二人であれやこれやと試してみる。
結果、楽器本体のボリュームをちょっと絞ってファズを踏んだ際に一番バリバリくるものをチョイス、鮮やかな手つきで作業される岡田さんとお喋りしながら時間を重ねた。

ハイパスフィルターは楽器本体のボリュームを絞った際に特定の高域(これをどのコンデンサーを積むか、で調節する)をパスして出力する事によって、通常なら曇ったように感じる音をハッキリとメリハリの効いた音で出力し続ける事が出来る。スムーステーパーは楽器のボリューム変化がなだらかに、音楽的に変化するような機構。どちらも自分の楽器の表現力を底上げしてくれるものである、と感じる。機能的にはシンプルでも幅がある方が良い。

作業完了後、岡田さん推薦の蕎麦屋『更科』にて冷やしたぬき蕎麦を食べる。岐阜県民のソウルフードと言われるだけあって、なんて事ない冷やし蕎麦なのにやたらに美味い。蕎麦湯まできっちり楽しんで完食。

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