夜中になると元気になるのは如何なものか。

夜中の作業というのはともすれば自室の環境に甚大なる被害を及ぼす。
空のペットボトルは煙草の灰がそこかしこに散った床に転がり、栄養補給と称して貪ったスナック菓子の空き袋が散乱する。もとより荒れ果てた自室だからこそ、この状態なのは疑いようがないのだが流石にせねばと思ってもやっぱり夜になると作業が最優先。
自分自身をアウトプットする事を最優先事項にしてそんな自分自身の安息の場所を汚れたままにしておく始末。
今だってこうやって自嘲しながら凄惨極まる部屋の様子をそのままにしているではないか。
…近々、やります。ガツッと片付けますからね。

体の倦怠感に最早季節の変わり目恒例の風邪かと怯えながら仕事をして、帰宅して夕食を食べて(ピーマンの肉詰め、だ。幼い頃は食べられなかったものの旨さがわかるようになると途端に人生は彩りを増している事に気付く)仮眠、寝汗をかいて目を覚まして夜勤へ。
ここでまた汗をかく。体調も崩すはずだ、そのまま適度に冷えた部屋で過ごすのだから。
睡眠時間を沢山とらねばならないとわかってはいるがこのまま一日を終えるのはなんだかなぁ、と制作作業。
最近はちょっと思うところもあって(これについてはまたいずれ)作曲というものをしているのだけれども、これがなかなか面白い。
経験値を元手に頭で小難しく考えて完成形を想定して作っていると途端に作業が進まなくなる。面白味を感じなくなって嗚呼、どうしたものかとなってしまう。
経験値を元手に柔軟に考えよう、どうにかなるさと挑むと作業は一気に進み始める。経験やバックグラウンドを理性の部分で活かすか感性の部分で活かすか、でこうも違うものかと愉快な気分になった。


作業のお供達。
アンドロイド携帯に簡素なMTR(マルチトラックレコーダー、である)アプリケーションをインストール、携帯電話本体のマイクで集音するものだから爆音で鳴らせるわけもない自室では音程を明瞭にするために常にオクターヴファズをかけっぱなしにしてメモ替わりとしている。

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