祭の後。

仕事帰り、自転車でいつもの帰路を辿っていると地元商店街でお祭がやっている。

毎年この時分になると一時的に道路を閉鎖、歩行者天国となった商店街は姿を変える。

製氷店ではかき氷、焼き鳥屋では焼き鳥、イタリアンレストランでは冷製パスタが供され、他にも風船釣りに綿飴とほとんどの店舗が何がしかで参加し、地域の子供会では御輿を作り、子供達がそれを担いで練り歩く。

恐らく学区中から人が集まっているはずだ。

僕がそのお祭に参加した最後の記憶は高校時代。いや中学時代だったかもしれない。

高校3年生の頃は追試試験前夜という事で祭ばやしを恨めしい思いで聞いたものだった。

お祭は21時まで、僕が商店街に到着したのは20時50分。ぼちぼち歩行者天国も終わろうとしている。

商店街の南端に到着した僕は、自転車を降りて歩行者天国に突っ込んでみる事にした。通行止めの始点と終点は警察によって固められており、誤って車輌が入っていかないようになっている。子供の頃は気付かなかったが、結構なお金と人員がこの商店街の夏祭には割かれているのだ。続いていって欲しい、と思う。

祭は完全に終盤、盛りを過ぎたようで人も恐らくは減っているのだろう。歩行者天国では自転車をひいて歩くのは邪魔になるかも、という心配は杞憂に終わった。出店を眺めながら、人が減ってきたであろう祭を歩く。出店にしても僅かに残っているばかりでその店にしても売れ残りを出さないように品物を叩き売ろうと大声で呼び込みをやっている。或いは祭の余韻に浸っているのか、目を細めて往来を眺めている方もいる。僕も祭の残滓を感じながら商店街半ばに位置する自宅に向かってゆっくりと歩いた。

結局今年も祭はドンピシャで参加出来なかったけれども、それで十分。

自宅では出店で買ってきたシシカバブ、冷製パスタ、ねぎま、そして串カツが僕を待っていたし、何だか祭の雰囲気だけは楽しめた気がする。

来年は仕事を早めに切り上げて、最初から最後まで遊び倒すのも悪くないかもしれない。

続・我が逃走
そして早朝に岐阜までラーメンを食べに行った。
「山岡屋」というお店。旨かった。

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